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三栄コーポレーション---1Q減収となるも、服飾雑貨事業は2ケタ増

注目トピックス 日本株
三栄コーポレーション<8119>は27日、2019年3月期第1四半期(18年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.7%減の99.17億円、営業損失が1.70億円(前年同期は2.35億円の利益)、経常損失が1.31億円(同3.03億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.16億円(同2.11億円の利益)となった。

家具・家庭用品事業の売上高は、前年同期比9.5%減の52.96億円となった。OEM事業は、欧州向け家庭用品の売り上げが減少したことを主因に売り上げ減少となった。ブランド事業は、「MINT(ミント)」をはじめとする家具・インテリアのネットショップの売り上げは伸長した。一方、ドイツのテーブルウエアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイアンドボッホ)」は昨年10月より同社傘下での販売を開始しているが、当第1四半期の売り上げが、昨年9月に販売代理権が他社に移行したキッチン用品ブランド「WMF(ヴェーエムエフ)」の売り上げをカバーするまでには至らなかった。セグメント利益については、売上高の減少に加えて売上総利益率も低下したことから、前年同期比3.41億円減の1.36億円となった。

服飾雑貨事業の売上高は、前年同期比11.7%増の29.84億円となった。国内向け海外向けともに売り上げが増加した結果、OEM事業の売り上げは増加となった。ブランド事業は、ドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーおよびベルギー発のプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションの売り上げはともに増加となった。セグメント利益は、売上総利益率は減少したものの売上高が増加し、1.02億円の損失となり、損失が前年同期比0.44億円減少した。

家電事業の売上高は、前年同期比4.5%減の11.95億円となった。OEM事業では、三發電器製造廠有限公司の売り上げが前年実績を上回り、売り上げは微増となった。また、ブランド事業は、「Vitantonio(ビタントニオ)」ブランドの調理家電の売上減を主因に、mhエンタープライズの売り上げが減少となった。セグメント利益は、売上高の減少に加えて売上総利益率も低下し、前年同期比0.46億円減の0.31億円の損失となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.9%増の500.00億円、営業利益が同12.8%増の19.00億円、経常利益が同3.7%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.1%増の12.00億円とする期初計画を据え置いている。



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