【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---1Q決算(2018年4-6月期)
[18/08/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2019年3月期第1四半期の決算説明の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。
スパークス・グループの2018年4−6月期決算は、前年同期に比べ増収増益となりました。
主力の日本株式投資戦略で海外の機関投資家からの大口解約があったものの、残高報酬料率が高い日本の投信の残高が順調に伸びたことにより、営業利益は、前年同期比10%増の8.8億円となりました。また、主に特別利益として投資有価証券の売却益を計上したことにより四半期純利益は60%増の7.3億円となりました。事業の拡大に伴う固定費の増加を、引き続き適切にコントロールしている結果、事業の持続的かつ安定的な基盤となる収益力を示す指標である基礎収益は、前年同期比約22%増の8.6億円となりました。
6月末時点の運用資産残高(AUM)は、1兆1,223億円と、2018年3月末と比べてほぼ横ばいでした。日本株式投資戦略では、海外機関投資家の大口解約により中小型、クリーンテックの残高が減少しましたが、ロング・ショートや長期厳選は残高を伸ばしました。なおアジア株式投資は100億円増加しておりますが、これは外部からの資金流入でなく、グループ内のファンド間での資金移動によるものです。そのほかの投資戦略の残高は3か月前とほぼ変わりませんでした。
直近のビジネス進捗状況を、4点お伝えいたします。
1点目は、日本株式投資戦略です。既にお伝えしておりますとおり、海外の機関投資家からの大口の解約があり、今期中に、さらに一定規模の追加解約が予定されています。一方で、既に大和証券様で販売されている国内投資家向け公募投信が販売強化されたことに加え、大手銀行で、スパークスの公募投信の新たな取り扱い開始が内定しています。今後も、追加解約を補っての運用資産残高の増加を目指します。
2点目は、OneAsia戦略です。日本の証券会社で、OneAsia戦略の公募投信の取扱いが内定しました。この新しい投信をテコに、本格的なOneAsia戦略の残高拡大に繋げていきます。
3点目は、再生可能エネルギー発電施設投資戦略です。7月に、稼働中施設を投資対象とする私募のブラウンフィールドファンドの募集を締め切りました。昨年秋から200億円をあつめて運用を開始していましたが、最終的に、国内複数の機関投資家からの資金が合計約470億円集まりました。目標IRRは5%以上であり、低金利で運用難の機関投資家に大きな需要があったと考えています。2020年をめどに施設を追加取得し、最終的にはブラウンフィールドファンド全体の規模を、取得設備の資産規模ベースで1500億円程度にまで拡大することを目指しています。
4点目は、未来創生投資戦略です。AI(知能化技術)、ロボティクス、水素社会インフラという3テーマに携わる世界のベンチャー企業を投資対象に、2015年11月に運用を開始した未来創生1号ファンドは、6月末時点で累計47社に投資を実行し、今年度の半ばには、ほぼフルインベストメントの状態になる予定です。投資対象を既存の3分野に加えて、新たに電動化や新素材にも広げた未来創生2号ファンドを設立しました。今回も、トヨタ自動車様と三井住友銀行様からご出資いただき、143億円で8月から運用を開始する予定です。来年3月まで追加の資金募集を行い、最終的には500億円規模のファンドを目指します。
以上、スパークス・グループの4−6月期決算の総括とビジネス進捗状況について、お伝えしました。
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スパークス・グループの2018年4−6月期決算は、前年同期に比べ増収増益となりました。
主力の日本株式投資戦略で海外の機関投資家からの大口解約があったものの、残高報酬料率が高い日本の投信の残高が順調に伸びたことにより、営業利益は、前年同期比10%増の8.8億円となりました。また、主に特別利益として投資有価証券の売却益を計上したことにより四半期純利益は60%増の7.3億円となりました。事業の拡大に伴う固定費の増加を、引き続き適切にコントロールしている結果、事業の持続的かつ安定的な基盤となる収益力を示す指標である基礎収益は、前年同期比約22%増の8.6億円となりました。
6月末時点の運用資産残高(AUM)は、1兆1,223億円と、2018年3月末と比べてほぼ横ばいでした。日本株式投資戦略では、海外機関投資家の大口解約により中小型、クリーンテックの残高が減少しましたが、ロング・ショートや長期厳選は残高を伸ばしました。なおアジア株式投資は100億円増加しておりますが、これは外部からの資金流入でなく、グループ内のファンド間での資金移動によるものです。そのほかの投資戦略の残高は3か月前とほぼ変わりませんでした。
直近のビジネス進捗状況を、4点お伝えいたします。
1点目は、日本株式投資戦略です。既にお伝えしておりますとおり、海外の機関投資家からの大口の解約があり、今期中に、さらに一定規模の追加解約が予定されています。一方で、既に大和証券様で販売されている国内投資家向け公募投信が販売強化されたことに加え、大手銀行で、スパークスの公募投信の新たな取り扱い開始が内定しています。今後も、追加解約を補っての運用資産残高の増加を目指します。
2点目は、OneAsia戦略です。日本の証券会社で、OneAsia戦略の公募投信の取扱いが内定しました。この新しい投信をテコに、本格的なOneAsia戦略の残高拡大に繋げていきます。
3点目は、再生可能エネルギー発電施設投資戦略です。7月に、稼働中施設を投資対象とする私募のブラウンフィールドファンドの募集を締め切りました。昨年秋から200億円をあつめて運用を開始していましたが、最終的に、国内複数の機関投資家からの資金が合計約470億円集まりました。目標IRRは5%以上であり、低金利で運用難の機関投資家に大きな需要があったと考えています。2020年をめどに施設を追加取得し、最終的にはブラウンフィールドファンド全体の規模を、取得設備の資産規模ベースで1500億円程度にまで拡大することを目指しています。
4点目は、未来創生投資戦略です。AI(知能化技術)、ロボティクス、水素社会インフラという3テーマに携わる世界のベンチャー企業を投資対象に、2015年11月に運用を開始した未来創生1号ファンドは、6月末時点で累計47社に投資を実行し、今年度の半ばには、ほぼフルインベストメントの状態になる予定です。投資対象を既存の3分野に加えて、新たに電動化や新素材にも広げた未来創生2号ファンドを設立しました。今回も、トヨタ自動車様と三井住友銀行様からご出資いただき、143億円で8月から運用を開始する予定です。来年3月まで追加の資金募集を行い、最終的には500億円規模のファンドを目指します。
以上、スパークス・グループの4−6月期決算の総括とビジネス進捗状況について、お伝えしました。
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