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ブロードリーフ Research Memo(1):自動車アフターマーケット向けソフトの開発・販売の大手

注目トピックス 日本株
■要約

ブロードリーフ<3673>の主要事業は、自動車整備工場や部品商など自動車アフターマーケット向けの専用ソフトの開発・販売である。

1. 2018年12月期第2四半期(実績)
2018年12月期第2四半期決算は、売上収益が10,090百万円(前年同期比27.3%増)、営業利益が1,542百万円(同67.9%増)、税引前利益が1,548百万円(同70.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が998百万円(同78.5%増)となり、期初予想(売上収益9,400百万円、営業利益950百万円)を大きく上回った。主力のシステム販売で、顧客の更新需要が予想以上に増加したことが主要因。

2. 2018年12月期通期(予想)
上半期の結果が予想以上であったことをふまえ、2018年12月期通期の連結業績予想は上方修正され、現在は売上収益21,200百万円(前期比16.5%増)、営業利益3,900百万円(同29.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,500百万円(同29.4%増)が予想されている。売上原価、人件費、株式関連費用(株主優待等)、減価償却費などのコストアップが見込まれるが、主力のシステム販売を中心に売上増によりこれらを吸収し、大幅増益を維持する計画だ。このため、年間配当(株式分割後)も当初の11円から12円への増配を発表した。

3. 直近の取り組み
同社では直近の重要な取り組みとして、「AIを活用した新製品の投入」、「トランザクションの拡大施策」、「データ活用による顧客市場の拡大」を挙げている。既存の製品群を伸ばすことに加え、保有する顧客基盤や蓄積したデータベース等を生かして事業基盤を拡大する計画だ。すぐに結果(数値)として表れるものではないが、中長期的な事業拡大のための基盤作りとしての投資を継続する方針だ。

■Key Points
・自動車修理・鈑金業界向け専用ソフトの大手メーカー
・2018年12月期は営業利益39億円、年間配当12円(配当性向42.0%)へ上方修正
・顧客基盤や蓄積したデータを生かして、中長期での事業基盤拡大投資を継続する

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



<NB>

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