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プレサンス Research Memo(5):“早期の受注進捗”と“用地の先行取得”が次期以降の好業績を後押し

注目トピックス 日本株
■トピック

1. 高い売上確保率
プレサンスコーポレーション<3254>は業績予想の正確さに定評があり、その要因の1つは早い段階での売上確保である。2019年3月期は期初の段階で既に通期売上高計画の77.9%の売上と受注を確保し、第1四半期終了時点では93.1%の売上と受注を確保した。これは前期及び前々期よりも早いペースであり、販売の好調さがうかがえる。このペースでいけば第2四半期末にはほぼ今期分の受注は完了し、来期以降の営業に専念できる。前倒しでの売上確保は、業績予想の高い精度や来期以降の高い成長などを可能にする好循環を生んでいる。

2. 用地取得の進捗度 ワンルームマンションもファミリーマンションも将来3年度分相当を取得済み
同社は、マンション用地の積極的な取得を継続してきた。2018年6月末の仕掛販売用不動産は157,614百万円、販売用不動産は15,549百万円。これらの合計から工事代などを差し引いた取得済用地の資産額は119,255百万円である。これらの土地をマンション戸数に換算すると、ファミリーマンション6,894戸分、ワンルームマンション6,951戸分、いずれも将来3年度分相当が取得済みだ。積極的な仕入れを可能にしているのは資金力だけではなく、情報力が寄与している。リーマンショック時も用地を買い続けた実績や審査・決定の早さが同社の強みであり、地場の不動産業者からの1次情報を獲得するうえで有利に働く。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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