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トライSTG Research Memo(6):海外子会社の減損損失計上によりのれんが減少

注目トピックス 日本株
■トライステージ<2178>の財務状況

2019年2月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,604百万円減少の16,415百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が178百万円減、たな卸資産が222百万円減となった一方で、売上債権が515百万円増加した。また、固定資産ではJML、Merdisの減損損失を主因として、のれんが1,002百万円、有形固定資産が124百万円それぞれ減少した。また、TVDののれん部分の減損により投資有価証券が564百万円減少した。

負債合計は前期末比165百万円増加の9,270百万円となった。有利子負債が44百万円増加したほか、未払法人税等が215百万円増加した。また、純資産は前期末比1,770百万円減少の7,144百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純損失1,340百万円を計上したほか、剰余金の配当290百万円を支出したことが減少要因となっている。

経営指標で見ると、純資産の減少に伴い自己資本比率が前期末の48.2%から42.3%へ低下したほか、有利子負債比率が40.4%から51.2%に上昇するなど、財務体質がやや悪化している。ただ、流動比率は目安となる200%を超えており、ネットキャッシュ(現預金+有価証券−有利子負債)も黒字で推移していることから財務の健全性は維持しているものと判断される。このため、今後は収益低迷が続いている海外事業の立て直しが喫緊の課題と言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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