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ALBERT<3906>は30日、トヨタ自動車とそのグループ企業のToyota Research Institute-Advanced Development, Inc.（TRI-AD）、東京海上日動火災保険の3社間での高度な自動運転の実現に向けた業務提携におけるビッグデータ分析及びAIアルゴリズム開発の技術支援を行うと発表。

同社は、2018年7月より「CATALYST（触媒）戦略」を推進しており、主要産業（自動車、製造、通信・流通、金融）間における触媒機能となることで、AIアルゴリズムやビッグデータ分析手法の共通化、データの相互利用を促進し、早期のAIネットワーク化社会の実現に向けて取り組んでおり、2018年5月にトヨタ自動車と、2018年10月に東京海上日動火災保険と資本業務提携をしている。

本技術支援は、東京海上日動火災保険が保持する事故発生状況や発生原因等のビッグデータをAIアルゴリズムを通じて分析し、得られる事故の特性データを、トヨタ自動車およびTRI-ADが保持する自動運転のシミュレーション環境に取り込み、再現し、安全なモビリティ社会の実現を目指すとしている。

トヨタ自動車およびTRI-ADは、より現実の世界に近い状況下でのシミュレーションと検証が可能となり、自動運転システムの安全性向上を図ることができるとしている。また、東京海上日動火災保険は、本取組みを通じて得られたノウハウを、将来的に新たな商品およびサービスの開発に生かしていくことが可能としている。

同社は、今後も、自動運転領域にとどまらず、各産業間のAI・データシェアリングを促進し、早期のAIネットワーク化社会の実現に向けて「CATALYST（触媒）戦略」に取り組むとしている。



＜SF＞