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アンジェス---3Q増収、提携戦略により研究開発投資を継続

注目トピックス 日本株
アンジェス<4563>は29日、2018年12月期第3四半期(2018年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.2%増の2.76億円、営業損失が22.42億円(前年同期は27.43億円の損失)、経常損失が22.59億円(同27.57億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が22.02億円(同33.59億円の損失)となった。

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は16.49億円となった。HGF遺伝子治療薬の開発については、条件及び期限付承認制度を活用し、18年1月に厚生労働省に対し再生医療等製品の製造販売承認申請を行っている。海外での開発は、16年6月に決定した開発計画の変更に基づき、米国での新試験計画の策定を進めている。

NF-κBデコイオリゴDNAについては、椎間板性腰痛症を含む腰痛疾患を適応症とした開発を進めている。17年4月に米国FDAから新薬臨床試験開始届け(IND)の承認を受け、18年2月より、第Ib相臨床試験を実施している。

同社は遺伝子治療薬、核酸医薬につづく遺伝子医薬の第三の事業として、DNAワクチンの開発を手がけており、最初の開発品として高血圧DNAワクチンの開発を進めている。17年7月にオーストラリア規制当局(TGA)に治験届け(CTN)を提出、18年4月より、第I/II相試験を実施している。

バイカル社との戦略的な事業協力について、16年12月にバイカル社と戦略的事業提携を締結し、共同開発を進めていくことで合意している。本戦略的提携に基づく最初の具体案件として、17年4月に慢性B型肝炎の完治を目指した遺伝子治療薬を共同開発することで合意、契約締結したことを発表した。同契約において同社は、日本における開発・販売権を対象とした優先交渉権を獲得している。

2018年12月通期については、売上高は前期比64.3%増の6.00億円、営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失はそれぞれ31.00億円とする8月27日発表の業績予想を据え置いている。




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