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サン電子 Research Memo(5):2019年3月期の業績予想変更なし。好調なDIの伸びにより損益改善を目指す

注目トピックス 日本株
■業績見通し

2019年3月期の業績予想についてサン電子<6736>は、エンターテインメント関連における先行き不透明感などを踏まえ、レンジ形式の予想開示を採用しているが、現時点で期初予想からの変更はない。売上高を24,500百万円(前期比6.8%減)〜25,500百万円(同3.0%減)、営業損失を1,100百万円〜200百万円(前期は1,074百万円の損失)、経常損失を1,300百万円〜400百万円(同1,102百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損益を650百万円の損失〜250百万円の利益(同1,293百万円の損失)と見込んでいる。

売上高は、引く続きDIが大きく拡大する見通しである。特に、下期は欧米における犯罪捜査機関の予算執行が集中することから、更なる業績の伸びを見込んでいるようだ。また、新規事業(AR関連及びVRゲームコンテンツ)についても下期での売上計上を見込んでいるが、MLCの事業譲渡の影響やエンターテインメント関連の落ち込みにより、売上高全体では減収となる見通しである。

一方、損益面では、新規事業にかかる先行費用が継続するとともに、エンターテインメント関連の落ち込みが利益を押し下げる要因となるものの、売上高の拡大とともに損益改善が進むシナリオであり、レンジ上限値で着地すれば最終黒字転換を実現する見通しとなっている。

なお、上期業績が計画を上回ったにもかかわらず、期初予想を据え置いたのは、1)モバイルデータソリューションの売上が一部前倒しとなったこと、2)エンターテインメント関連の先行き不透明感が続いていること、3)下期での業績貢献が期待されるM2MやAR関連等についても不確実性を慎重に見ておく必要があることが理由である。

以上から、弊社では、レンジ下限値は想定されるリスク要因を織り込んだ保守的な水準として捉えており、レンジ内での着地は十分に可能であると判断している。したがって、いかに上限値に近いところで着地できるかが注目点になるとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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