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萩原工業 Research Memo(1):「ハミダセ、アミダセ。」による未来の「常識」を創造

注目トピックス 日本株
■要約

萩原工業<7856>は、岡山県倉敷市に本社を置く合成樹脂加工製品と機械製品メーカー。規模よりも収益性を追求するニッチトップのブルーオーシャン戦略を採っており、2018年10月期のROE、ROA、売上高営業利益率がいずれも10%前後の高収益企業である。

1. 「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の最高賞を受賞
2018年の第8回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞において、最高賞となる「経済産業大臣賞」に輝いた。「人を幸せにする経営」を行っている会社を顕彰する制度で、「正しいことを、正しく行っている企業」であるホワイト企業を表彰する。

2. 2018年10月期の業績と中期経営計画目標値の達成度合い、2019年10月期予想
2018年10月期の連結業績は、売上高が前期比13.9%増の26,457百万円、営業利益が同1.3%減の2,685百万円、経常利益が同1.0%増の2,781百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%減の1,884百万円となった。3ヶ年中期経営計画「DH56」の最終年度となる2018年10月期は数値目標と比べて、売上高が2.0%減、経常利益が0.7%減であったことからほぼ達成した。期中に、同社の販売代理店であるEPC Holdings Pte. Ltd.(シンガポール、以下EPC)と合成樹脂製フィルムを手掛ける東洋平成ポリマー(株)を買収し、100%の子会社とした。利益が抑制された要因は、原材料価格の高騰から価格転嫁までタイムラグがあったことと、EPCの連結化により過去に売上高及び利益を計上していた取引が内部取引となり、未実現利益排除となって利益を減少させたため。

2019年10月期は、売上高で前期比9.6%増の29,000百万円、営業利益で同4.2%増の2,800百万円を予想している。前期に買収した2社が、フルに寄与する。主要原材料となる国産ナフサ価格を、2018年10月期の30.6%の上昇に続き、2019年10月期は11.9%増の1キロリットル当たり53,500円を前提とする。市場価格は、2018年12月に48,200円まで低下している。同社は、原材料価格の上昇を販売価格に転嫁する方針を取っているため、緩やかな変動であれば対応できる。ただし、市況の変動の予想が困難であるため、堅めの予想とした。

3. 「ハミダセ、アミダセ。」をコーポレートスローガンに
創業者の「おもしれえ 直ぐやってみゅう」というパイオニア精神を、前3ヶ年中期経営計画では「Dynamic HAGIHARA 56(DH56)果敢に挑戦、新たな躍動」として掲げた。現在は、「ハミダセ、アミダセ。」をコーポレートスローガンとしている。「当たり前をハミダセ。そして新たな価値をアミダセ。」から取ったもので、失敗を恐れず、未来の「常識」を創るのは自分たちであるとのコーポレートスローガンを発信している。従来にない新製品の開発や新しい生産体制の構築を計画している。

■Key Points
・「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の経済産業大臣賞に輝く
・中期経営計画「DH56」の目標値はほぼ達成
・2019年10月期は原材料価格を厳し目に見て堅めの予想に

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)



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