冨士ダイス Research Memo(4):2019年3月期会社予想は1.7%増収、2.9%経常減益予想
[19/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
1. 2019年3月期の業績見通し
冨士ダイス<6167>の2019年3月期通期の連結業績は、期初会社予想に変更なく、売上高で前期比1.7%増の18,300百万円、営業利益で同11.3%減の1,300百万円、経常利益で同2.9%減の1,430百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同2.9%増の960百万円と増収経常減益の見通しである。全体として増収を見込むが、原料高の影響が大きく、下期に原料高の一部価格転嫁が進む見通しに加え、タングステン市況が弱含みで推移、コバルト市況は急下降しているものの、下期の売上高の伸び悩みから経常減益は避けられない見通しだ。
2. 事業の動向について
同社では2019年3月期の需要分野別の動向と同社の取り組みについて上期決算説明会で開示をしている。具体的な売上予想数字はないものの、輸送用機械、生産・業務用機械、金型・工具向け素材が増収、鉄鋼、電機・電子部品分野で微増収、非鉄金属・金属製品で横ばいと想定している。期初の説明会と比較し鉄鋼が強含み、電機・電子部品分野がスローダウンを想定しているが、全体として米中貿易摩擦などの影響が懸念されるものの、足元の需要に大きな変化はないとのことで、全体として増収を目指す計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<SF>
1. 2019年3月期の業績見通し
冨士ダイス<6167>の2019年3月期通期の連結業績は、期初会社予想に変更なく、売上高で前期比1.7%増の18,300百万円、営業利益で同11.3%減の1,300百万円、経常利益で同2.9%減の1,430百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同2.9%増の960百万円と増収経常減益の見通しである。全体として増収を見込むが、原料高の影響が大きく、下期に原料高の一部価格転嫁が進む見通しに加え、タングステン市況が弱含みで推移、コバルト市況は急下降しているものの、下期の売上高の伸び悩みから経常減益は避けられない見通しだ。
2. 事業の動向について
同社では2019年3月期の需要分野別の動向と同社の取り組みについて上期決算説明会で開示をしている。具体的な売上予想数字はないものの、輸送用機械、生産・業務用機械、金型・工具向け素材が増収、鉄鋼、電機・電子部品分野で微増収、非鉄金属・金属製品で横ばいと想定している。期初の説明会と比較し鉄鋼が強含み、電機・電子部品分野がスローダウンを想定しているが、全体として米中貿易摩擦などの影響が懸念されるものの、足元の需要に大きな変化はないとのことで、全体として増収を目指す計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
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