ナガイレーベ Research Memo(4):2019年8月期第1四半期の営業利益は21.1%減だが、想定内
[19/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
●2019年8月期第1四半期の連結業績概要
(1) 損益状況
発表されたナガイレーベン<7447>の2019年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.2%減の2,910百万円、営業利益が同21.1%減の631百万円、経常利益が同20.6%減の652百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が21.7%減の447百万円となった。
2018年8月期第1四半期の水準が比較的高かった(前年同期比7.2%増)こともあり、減収となったが必ずしも悲観する水準ではなかった。一方で売上総利益率は、海外生産比率の上昇などにより前年同期の46.9%から47.0%へわずかだが改善した。経費面では、新工場新設に伴う減価償却費の増加(約8百万円)や役員退職慰労金制度の廃止に伴う功労金の見込み額81百万円を計上したことなどから販管費が前年同期比15.1%増となり、その結果、営業利益は631百万円(同21.1%減)となった。
アイテム別の売上高は、ヘルスケアウェアが前年同期比4.8%減の1,573百万円、ドクターウェアが同1.4%増の418百万円、ユーティリティウェアが同11.0%減の99百万円、患者ウェアが同5.5%減の481百万円、手術ウェアが同9.8%減の270百万円、シューズが同10.6%減の28百万円、その他が同24.6%減の38百万円となった。全体の売上高が前年同期比で減収となっているので、ドクターウェア以外の各アイテムも減収となっているが、特に懸念される商品はなかった。
財務内容は堅固、2019年8月期第1四半期末の現金及び預金は21,974百万円、自己資本比率は90.6%
(2) 財務状況
財務状況は引き続き安定している。2019年8月期第1四半期末の資産合計は40,562百万円となり、前期末に比べ2,080百万円減少した。流動資産は31,151百万円となり同2,069百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少1,955百万円、受取手形及び売掛金の減少529百万円、棚卸資産の増加761百万円など。一方で固定資産は9,410百万円となり、同11百万円減少したが、主に投資その他資産の減少3百万円による。
負債合計は3,807百万円となり、前期末に比べ489百万円減少した。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加136百万円、未払法人税等の減少824百万円など。純資産合計は36,754百万円となり、同1,591百万円減少したが、主な要因は、配当金の支払い等による利益剰余金の減少1,547百万円など。この結果、2019年8月期第1四半期末の自己資本比率は90.6%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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●2019年8月期第1四半期の連結業績概要
(1) 損益状況
発表されたナガイレーベン<7447>の2019年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.2%減の2,910百万円、営業利益が同21.1%減の631百万円、経常利益が同20.6%減の652百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が21.7%減の447百万円となった。
2018年8月期第1四半期の水準が比較的高かった(前年同期比7.2%増)こともあり、減収となったが必ずしも悲観する水準ではなかった。一方で売上総利益率は、海外生産比率の上昇などにより前年同期の46.9%から47.0%へわずかだが改善した。経費面では、新工場新設に伴う減価償却費の増加(約8百万円)や役員退職慰労金制度の廃止に伴う功労金の見込み額81百万円を計上したことなどから販管費が前年同期比15.1%増となり、その結果、営業利益は631百万円(同21.1%減)となった。
アイテム別の売上高は、ヘルスケアウェアが前年同期比4.8%減の1,573百万円、ドクターウェアが同1.4%増の418百万円、ユーティリティウェアが同11.0%減の99百万円、患者ウェアが同5.5%減の481百万円、手術ウェアが同9.8%減の270百万円、シューズが同10.6%減の28百万円、その他が同24.6%減の38百万円となった。全体の売上高が前年同期比で減収となっているので、ドクターウェア以外の各アイテムも減収となっているが、特に懸念される商品はなかった。
財務内容は堅固、2019年8月期第1四半期末の現金及び預金は21,974百万円、自己資本比率は90.6%
(2) 財務状況
財務状況は引き続き安定している。2019年8月期第1四半期末の資産合計は40,562百万円となり、前期末に比べ2,080百万円減少した。流動資産は31,151百万円となり同2,069百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少1,955百万円、受取手形及び売掛金の減少529百万円、棚卸資産の増加761百万円など。一方で固定資産は9,410百万円となり、同11百万円減少したが、主に投資その他資産の減少3百万円による。
負債合計は3,807百万円となり、前期末に比べ489百万円減少した。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加136百万円、未払法人税等の減少824百万円など。純資産合計は36,754百万円となり、同1,591百万円減少したが、主な要因は、配当金の支払い等による利益剰余金の減少1,547百万円など。この結果、2019年8月期第1四半期末の自己資本比率は90.6%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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