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ナック---3Qは厳しい状況のなかでも損失幅は縮小、クリクラ事業では2桁増益

注目トピックス 日本株
ナック<9788>は8日、2019年3月期第3四半期(2018年4−12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.5%減の594.20億円、営業損失が3.76億円(前年同期は8.96億円の損失)、経常損失が3.96億円(同8.58億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が4.37億円(同10.42億円の損失)であった。

クリクラ事業は増収、2桁増益。直営部門でのサービスへの加入者数の増加や猛暑等でボトル消費量が増加したことで増収となった。また、加盟店部門は前年同期と同水準の売上となった。

レンタル事業は増収増益。主力のダストコントロール商品部門及び害虫駆除部門ともに、基礎顧客数と顧客単価が伸長した。また、ダストコントロール商品部門で2拠点、害虫駆除部門で2拠点を開設、2018年8月にはダスキン<4665>と資本業務提携契約を締結した。

建築コンサルティング事業は増収増益。建築部資材販売では販売ターゲットを住宅市場にシフトする等、ビジネスモデルの変更に取り組み、増益となった。エコ&エコでは収益構造の改善や営業体制、工程管理の見直しなどが奏功し増収増益となった。

住宅事業は減収、損失拡大。レオハウス及びジェイウッドでは、18年3月末時点における受注残が17年3月末を下回ったこと等により減収となった。ケイディアイでは営業人員の育成・増員による体制強化が奏功し増収となったものの人件費が増加した。

美容・健康事業は減収、黒字化。「MACCHIA LABEL(マキアレイベル)」ブランド及び「Coyori」ブランドともに、新シリーズの販売等で新規顧客数が増加したが、既存顧客の売上等が伸び悩んだ。損益面では、引き続き販売促進費を抑制し増益となった。

2019年3月期連の結業績予想については、売上高が前期比7.4%増の965.00億円、営業利益が同22.2%増の20.00億円、経常利益が同30.2%増の20.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が6.00億円と期初計画を据え置いている。



<SF>

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