毎日コムネット Research Memo(2):学生寮・マンションから、新卒採用支援まで展開するサービスカンパニー
[19/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要
毎日コムネット<8908>は、学生寮・学生マンションの企画・設計・開発、募集・運営管理、合宿旅行、大企業の新卒採用支援、再生エネルギー発電などの様々な事業を展開するサービスカンパニーである。現在の代表取締役社長 伊藤守(いとうまもる)氏と代表取締役専務 原利典(はらとしのり)氏が1979年に設立した旅行会社が前身。当初から学生をターゲットとし、2002年にはJASDAQ市場に上場した。その後、学生向けマンションの開発・管理・サブリース及びREIT等の投資家向けの物件販売事業にも業容を広げ、現在の主力事業となっている。2006年には学生の就職支援事業を開始し、2010年にワークス・ジャパンに資本参加、2015年に連結子会社化した。2018年5月には東証2部に、同年11月には東証1部に昇格した。設立当初から一貫して学生をメインターゲットにしており、入口(学生寮・学生マンション事業)から、学生生活を経て、出口(新卒採用支援サービス)までを一気通貫で行う唯一無二の企業である。
2. 事業内容
同社の事業セグメントは、不動産ソリューション事業と学生生活ソリューション事業の2つに分かれる。不動産ソリューション事業が全社売上高の79.4%(2019年5月期第2四半期)、営業利益の96.2%(同)を占める。不動産ソリューション事業はさらに3部門(不動産マネジメント部門、不動産デベロップメント部門、エネルギーマネジメント部門)に分かれ、学生寮・学生マンションのサブリースや賃貸管理を行う不動産マネジメント部門の売上高が大きい。不動産デベロップメント部門は土地の仕入れや企画・設計から学生寮・学生マンションを開発する業務を行う。エネルギーマネジメント部門は2014年に参入した太陽光発電事業であり安定稼働している。
学生生活ソリューション事業は、全社売上高の20.6%(2019年5月期第2四半期)、営業利益の3.8%(同)を構成する。同社設立当初から続く課外活動ソリューション部門では、合宿旅行商品販売を始めとした多様なサービスを展開しており、顧客(大学生)とのネットワークは貴重な経営資源である。人材ソリューション部門は主に連結子会社ワークス・ジャパンの事業であり、大企業・中堅企業の新卒採用を支援する。なお、学生生活ソリューション事業は業績の季節変動があるために、第2四半期は営業利益の構成比が小さいが、通期では改善する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<MH>
1. 会社概要
毎日コムネット<8908>は、学生寮・学生マンションの企画・設計・開発、募集・運営管理、合宿旅行、大企業の新卒採用支援、再生エネルギー発電などの様々な事業を展開するサービスカンパニーである。現在の代表取締役社長 伊藤守(いとうまもる)氏と代表取締役専務 原利典(はらとしのり)氏が1979年に設立した旅行会社が前身。当初から学生をターゲットとし、2002年にはJASDAQ市場に上場した。その後、学生向けマンションの開発・管理・サブリース及びREIT等の投資家向けの物件販売事業にも業容を広げ、現在の主力事業となっている。2006年には学生の就職支援事業を開始し、2010年にワークス・ジャパンに資本参加、2015年に連結子会社化した。2018年5月には東証2部に、同年11月には東証1部に昇格した。設立当初から一貫して学生をメインターゲットにしており、入口(学生寮・学生マンション事業)から、学生生活を経て、出口(新卒採用支援サービス)までを一気通貫で行う唯一無二の企業である。
2. 事業内容
同社の事業セグメントは、不動産ソリューション事業と学生生活ソリューション事業の2つに分かれる。不動産ソリューション事業が全社売上高の79.4%(2019年5月期第2四半期)、営業利益の96.2%(同)を占める。不動産ソリューション事業はさらに3部門(不動産マネジメント部門、不動産デベロップメント部門、エネルギーマネジメント部門)に分かれ、学生寮・学生マンションのサブリースや賃貸管理を行う不動産マネジメント部門の売上高が大きい。不動産デベロップメント部門は土地の仕入れや企画・設計から学生寮・学生マンションを開発する業務を行う。エネルギーマネジメント部門は2014年に参入した太陽光発電事業であり安定稼働している。
学生生活ソリューション事業は、全社売上高の20.6%(2019年5月期第2四半期)、営業利益の3.8%(同)を構成する。同社設立当初から続く課外活動ソリューション部門では、合宿旅行商品販売を始めとした多様なサービスを展開しており、顧客(大学生)とのネットワークは貴重な経営資源である。人材ソリューション部門は主に連結子会社ワークス・ジャパンの事業であり、大企業・中堅企業の新卒採用を支援する。なお、学生生活ソリューション事業は業績の季節変動があるために、第2四半期は営業利益の構成比が小さいが、通期では改善する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<MH>