ホットリンク Research Memo(6):有利子負債が大幅に減少し、財務体質が大きく改善
[19/04/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■ホットリンク<3680>の業績動向
3. 財務状況
2018年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,223百万円増加の5,815百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では新株予約権の行使に伴い、現金及び現金同等物が901百万円増加した。また、非流動資産ではのれんが231百万円減少した一方で、有価証券の時価評価が上昇したことによりその他の金融資産が442百万円増加した。
負債合計は前期末比804百万円減少の1,176百万円となった。未払法人所得税が102百万円増加したが、有利子負債が1,062百万円減少したことが主因となっている。また、資本合計は同2,027百万円増加の4,638百万円となった。新株予約権の行使に伴い資本金が915百万円、資本剰余金が940百万円増加したほか、親会社の所有者に帰属する当期利益111百万円を計上したことが増加要因となった。
主要な経営指標を見ると、経営の安全性を示す親会社所有者帰属持分比率は前期末の55.8%から79.4%と大きく上昇し、一方で有利子負債比率が55.7%から7.9%に低下するなど、財務体質が大きく改善した格好となっている。2018年3月に発行した新株予約権の行使をすべて完了したことにより、1,820百万円の資金調達を行い、その一部を借入金の返済に充当したことによる。残りの資金については事業拡大のための人材採用・育成費用やM&A、資本業務提携等の戦略的投資、残りの借入金返済に充当して行く予定となっている。ネットキャッシュ(現金及び現金同等物-有利子負債)で見れば、2017年12月期末の352百万円のマイナスから2018年12月期末は1,611百万円のプラスと大きく改善し、今後、積極的な事業投資を進めていくだけの財務基盤が整ったと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況
2018年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,223百万円増加の5,815百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では新株予約権の行使に伴い、現金及び現金同等物が901百万円増加した。また、非流動資産ではのれんが231百万円減少した一方で、有価証券の時価評価が上昇したことによりその他の金融資産が442百万円増加した。
負債合計は前期末比804百万円減少の1,176百万円となった。未払法人所得税が102百万円増加したが、有利子負債が1,062百万円減少したことが主因となっている。また、資本合計は同2,027百万円増加の4,638百万円となった。新株予約権の行使に伴い資本金が915百万円、資本剰余金が940百万円増加したほか、親会社の所有者に帰属する当期利益111百万円を計上したことが増加要因となった。
主要な経営指標を見ると、経営の安全性を示す親会社所有者帰属持分比率は前期末の55.8%から79.4%と大きく上昇し、一方で有利子負債比率が55.7%から7.9%に低下するなど、財務体質が大きく改善した格好となっている。2018年3月に発行した新株予約権の行使をすべて完了したことにより、1,820百万円の資金調達を行い、その一部を借入金の返済に充当したことによる。残りの資金については事業拡大のための人材採用・育成費用やM&A、資本業務提携等の戦略的投資、残りの借入金返済に充当して行く予定となっている。ネットキャッシュ(現金及び現金同等物-有利子負債)で見れば、2017年12月期末の352百万円のマイナスから2018年12月期末は1,611百万円のプラスと大きく改善し、今後、積極的な事業投資を進めていくだけの財務基盤が整ったと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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