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イーエムシステムズ---売上高は上方修正の計画通りに推移、営業利益は計画を上回り着地

注目トピックス 日本株
イーエムシステムズ<4820>は8日、2019年3月期通期(2018年4月〜2019年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.9%減の131.33億円、営業利益が同14.4%減の26.22億円、経常利益が同10.2%減の32.48億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.8%減の19.71億円となった。大型チェ−ン店案件の受注やハード購入の需要もあり、売上高は上方修正の開示をした計画の通りに推移した。また、MAPsシリーズの開発に注力したことにより資産計上が増加した影響もあり、製造原価は対計画比で減少した結果、営業利益は計画を上回った。

調剤システム事業及びその関連事業については、薬局チェーン店へのアプローチ強化、OEM供給等による販売チャネルの強化を引き続き行い、薬局向けシステム「Recepty NEXT」及び「ぶんぎょうめいと」の拡販に注力した。課金売上は順調に増加し、サプライ販売も引き続き堅調であったことから、売上高・営業利益とも計画通りに推移した。

医科システム事業及びその関連事業については、全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を販売代理店経由で進めた。更に、医事会計システムの「MRNクラークスタイル」、「ユニメディカル」、および電子カルテシステムの「MRNカルテスタイル」、「オルテア」の拡販に引き続き注力した。MRNの新規導入、他社リプレイスによる顧客数の着実な増加により、課金売上・サプライ売上は順調に伸びた。

その他の事業については、介護/福祉システム事業はM&Aを行ったことで積極的な事業戦略の展開が可能となったが、当連結会計年度の売上高及び利益に貢献するには到らなかった。薬局経営事業は、調剤報酬及び薬価改定の影響を一部受けたが、売上高、営業利益とも、計画を上回った。また株式会社ラソンテは、売上高・営業利益とも計画通りに推移している。
また、全国健康保険協会(協会けんぽ)広島支部より受託した「薬局向けレセプト作成支援システムへのオンライン資格確認システム導入委託事業」は、当初の契約期間を延長して引き続きサービス提供を行っている。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前年同期比0.3%増の131.74億円、営業利益が同48.2%減の13.58億円、経常利益が同39.1%減の19.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.7%減の13.07億円としている。



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