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エコモット---19年3月期売上高は微減、今後もKDDIとの業務提携を推進

注目トピックス 日本株
エコモット<3987>は14日、2019年3月期決算を発表した。売上高は前期比0.9%減の16.11億円、営業利益は同78.9%減の0.24億円、経常利益は78.4%減の0.25億円、当期純利益は同85.7%減の0.11億円となった。

インテグレーションソリューションの売上高は前年同期比21.3%増の2.21億円となった。IoTプラットフォーム「FASTIO」を利用したソリューション提供によるイニシャル売上及び通信利用料やアプリケーション利用料等から構成されるストック売上の積み増しが寄与した。

コンストラクションソリューションの売上高は同14.3%増の7.10億円となった。有望な市場と見込んでいた危機管理型水位計は、マーケットで低価格化が進行し収益性が低く差別化も困難な市場となり、ターゲットから外す結果となった。一方で、主なパッケージ製品である「現場ロイド」は、頻発する自然災害等の情報化施工及び防災対策のIoT化や、高速道路工事における安全対策といったニーズの高まりを受けた。

モニタリングソリューションの売上高は同8.9%増の1.89億円となった。主なパッケージサービスである「ゆりもっと」は、新規導入時の端末提供料と、導入後の遠隔監視サービス提供料で構成されている。遠隔監視サービスは解約者が少なく、年々利用者数を増やしていることから、遠隔監視サービス提供料が増加した。

GPSソリューションの売上高は同24.3%減の4.89億円となった。前年度はOEM提供による大口案件があったことから、フロー売上が減少した。一方で交通事故のリスク対策として、法人車両へのテレマティクス端末の導入ニーズは依然として大きく、累計契約数は引き続き拡大し、ストック売上が増加した。

2020年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比50.8%増の24.30億円、営業利益が同534.7%増の1.59億円、経常利益が同529.7%増の1.57億円、当期純利益が同859.6%増の1.08億円を見込んでいる。



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