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テクマトリックス---19年3月期は増収・2ケタ増益、各セグメントが好調に推移

注目トピックス 日本株
テクマトリックス<3762>は9日に2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.1%増の254.18億円、営業利益が同27.1%増の24.18億円、経常利益が同14.5%増の23.52億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.4%増の14.70億円となった。

情報基盤事業の売上高は前期比7.1%増の169.57億円、営業利益は同14.5%増の17.77億円となり、売上高、営業利益ともに過去最高となった。負荷分散装置の販売は、Office365との連携ソリューション等のエンタープライズ向けの新しい需要の開拓により、受注は堅調。主力の次世代ファイアウォールや、フォレンジック製品、GRC統合管理製品、Webサイト脆弱性監査ツール等の販売は官需・民需を含め好調で、受注が増加している。加えて、ネットワーク端末脅威対策プラットフォーム製品、次世代型メールセキュリティ製品、AIを活用した次世代アンチウィルス製品等の新しい分野のセキュリティ対策製品も順調に受注実績を積み上げている。また、セキュリティに関連する運用・監視サービスの売上も順調に推移した。ストレージ製品は、メディア・エンターテイメント業界向けの販売が好調だった。西日本地域や中部地域での地域戦略も奏功し、地方拠点においても官需・民需共に順調に受注を伸ばしている。

アプリケーション・サービス事業の売上高は同10.3%増の84.60億円、営業利益は同83.4%増の6.40億円となり、売上高、営業利益ともに過去最高となった。医療分野では、医療情報クラウドサービス「NOBORI」の順調な受注が継続し、累積契約施設数は増加している。CRM分野では、次世代製品の市場への投入、大手システム・インテグレーターやテレマーケティング・ベンダーとの業務提携、クラウド需要の拡大、知名度の向上と実績の拡大に伴い堅調な引合いが継続し、大型案件の受注実績も増加した。ASEAN地域での受注実績も増加している。ソフトウェア品質保証分野では、自動車のIT化に伴う組込みソフトウェアの品質向上、機能安全の必要性の高まりに対する需要をうまく取込んだことにより、ソフトウェアテストツールの受注が好調だった。損益面でも大きく計画値を超過した。OSS(オープンソース・ソフトウェア)に対するコンプライアンス・セキュリティ管理ツールの販売にも着手した。ビジネスソリューション分野(旧インターネットサービス分野)では、学術系公共機関向けのシステム開発案件及びBIツールの販売が堅調。また、事業構造転換が進捗し、損益面が改善したほか、受託開発事業においても、採算性の良い案件の受注が増加し、売上、損益面は計画値を上回って推移している。

2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比5.4%増の268.00億円、営業利益が同1.7%増の24.60億円、経常利益が同4.6%増の24.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の16.00億円を見込んでいる。



<MH>

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