プロネクサス Research Memo(1):2020年3月期は増益に転じる見通し
[19/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
プロネクサス<7893>は、上場会社や金融商品運用会社の投資家向けディスクロージャーやIR資料作成実務等を支援してきた。専門性、正確性が要求される分野で、ハイクオリティなサービスとコンサルティングを提供している。さらに、独自の開示業務支援システムを中心に、ディスクロージャーやIRに関する様々なサービスを展開。上場会社の約60%を顧客とするなどシェアは高い。
2019年4月26日に発表された2019年3月期決算は、売上高が前期比3.1%増の23,157百万円、営業利益は同1.5%減の2,499百万円と増収減益となった。上場企業のディクローズ、IRに関するニーズは年を追うごとに拡大する傾向にある。ファンド数の減少に伴い、国内投信関連製品が減少しながらも、上場会社ディスクロージャー関連では招集通知のカラー化による単価アップ、上場会社IR関連ではWebサービスの受注増加などが寄与した。
利益面では、大型印刷案件受注の増加によって外注費がかさんだほか、価格面で同業との競争の激化により決算書の単価が低下し、原価率が前期の59.7%から60.8%に上昇した。その一方、体制強化に伴い人件費が増加したため、販売管理費がアップし、営業減益を余儀なくされた。また、営業外収支では、前年は投資事業組合でエグジットのファンドが多く、その反動で運用益が減少、経常利益の減益率が営業利益のそれに比べて2.5ポイント大きくなっている。
2020年3月期は売上高が前期比2.3%増の23,700百万円、営業利益は同2.0%増の2,550百万円と増益に転じる見通しだ。主要3事業では、引き続き金融商品ディスクロージャー関連は伸び悩むものの、上場会社ディスクロージャー関連、上場会社IR関連等は好調に推移すると想定されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<SF>
2019年4月26日に発表された2019年3月期決算は、売上高が前期比3.1%増の23,157百万円、営業利益は同1.5%減の2,499百万円と増収減益となった。上場企業のディクローズ、IRに関するニーズは年を追うごとに拡大する傾向にある。ファンド数の減少に伴い、国内投信関連製品が減少しながらも、上場会社ディスクロージャー関連では招集通知のカラー化による単価アップ、上場会社IR関連ではWebサービスの受注増加などが寄与した。
利益面では、大型印刷案件受注の増加によって外注費がかさんだほか、価格面で同業との競争の激化により決算書の単価が低下し、原価率が前期の59.7%から60.8%に上昇した。その一方、体制強化に伴い人件費が増加したため、販売管理費がアップし、営業減益を余儀なくされた。また、営業外収支では、前年は投資事業組合でエグジットのファンドが多く、その反動で運用益が減少、経常利益の減益率が営業利益のそれに比べて2.5ポイント大きくなっている。
2020年3月期は売上高が前期比2.3%増の23,700百万円、営業利益は同2.0%増の2,550百万円と増益に転じる見通しだ。主要3事業では、引き続き金融商品ディスクロージャー関連は伸び悩むものの、上場会社ディスクロージャー関連、上場会社IR関連等は好調に推移すると想定されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<SF>