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日ダイナミク Research Memo(4):管理徹底で不採算化防止、四半期業績も平準化傾向

注目トピックス 日本株
■日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の事業概要

4. 収益特性及び収益変動リスク・季節変動要因
主要な収益特性及び収益変動リスク要因として、システム開発事業は大型案件などの受注や個別案件ごとの採算性によって、売上や利益が変動する可能性がある。サポート&サービス事業は個別案件ごとの採算性、パーキングシステム事業は入札結果や大型案件などによって売上や利益が変動する可能性がある。

一方で、システム開発事業はシステム受託開発後の保守・運用サービス受託拡大によって、サポート&サービス事業は継続受託案件の積み上げによって、パーキングシステム事業は管理現場数・管理台数の積み上げによって、いずれもストック収益型ビジネスとなる。

また季節変動要因として、システム開発事業は企業のIT投資予算の執行時期との関係などで、第2四半期(7月−9月)及び第4四半期(1月−3月)の構成比が高い傾向がある。このため一時的な大型案件の影響を除けば、全体としては、四半期ベースで見れば第2四半期(7月−9月)及び第4四半期(1月−3月)の構成比が高く、また半期ベースで見れば下期(10月−3月)の構成比が高い傾向がある。

ただし後述するように、ストック収益型ビジネスの順調な拡大が安定収益源となって全体の利益率が向上するとともに、売上高、営業利益とも四半期業績の平準化が進展し、季節変動要因の影響は小さくなっている。

5. 対策
収益特性・リスク要因への対策として、システム開発事業とサポート&サービス事業の個別案件ごとの採算性に関しては、政策的・戦略的に低採算でも受注する案件もあるが、通常は受注委員会において見積段階から採算をチェックするとともに、受注後も月1回の審議会においてプロジェクト進捗・品質管理状況を厳重にチェックするなど、プロジェクト管理・品質管理を徹底して不採算化防止・採算維持に取り組んでいる。また全社ベースの取り組みとして業務プロセス改善による効率化を推進している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)




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