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テクマト Research Memo(4):情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業ともに過去最高業績を更新(1)

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2019年3月期の業績概要
テクマトリックス<3762>の2019年3月期の連結業績は、売上高で前期比8.1%増の25,418百万円、営業利益で同27.1%増の2,418百万円、経常利益で同14.5%増の2,352百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同12.4%増の1,470百万円とそれぞれ会社計画を上回る増収増益となり、売上高、利益ともに過去最高を連続更新した。受注高も前期比11.4%増の28,046百万円と拡大基調が続いており、期末受注残高も前期末比で19.9%増の17,153百万円と過去最高をいずれも更新している。

頻発するサイバー攻撃に対する防御力強化のための情報セキュリティ関連に対する投資が拡大するなかで、主力の情報基盤事業の売上高が前期比7.1%増となったほか、アプリケーション・サービス事業も医療分野、CRM分野、ソフトウェア品質保証分野を中心に同10.3%増となるなど、両事業とも過去最高売上を更新している。

売上総利益率は増収効果や2018年3月期にアプリケーション・サービス事業において発生した比較的規模の大きい不採算プロジェクトが無くなったこともあり、前期比1.4ポイント上昇の35.8%となり、売上総利益は同12.4%増益となった。人件費増を主因として販管費が前期比7.9%増となったものの、売上総利益率の改善により営業利益は同1.4ポイント上昇の9.5%となった。なお、営業外収支がやや悪化したが、これは前期に計上した投資事業組合運用益149百万円がなくなったこと、為替差損が28百万円増加したことなどが要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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