テクマト Research Memo(7):2020年3月期の会社業績計画は保守的な印象で上振れ余地を残す
[19/06/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
1. 2020年3月期の業績見通し
テクマトリックス<3762>の2020年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の26,800百万円、営業利益が同1.7%増の2,460百万円、経常利益が同4.6%増の2,460百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の1,600百万円と増収増益が続く見通し。情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業ともに引き続き増収増益を見込んでいる。営業利益の伸びが鈍化するが、これは医療分野における新規事業等への開発投資や、セキュリティ監視サービス強化のための積極的な人材投資、CRM分野におけるタイの拠点の体制強化など、先行投資などが要因となっている。また、米中貿易摩擦の長期化により景気の先行き不透明感が増していることも保守的な計画になっている要因と考えられる。とはいえ、前期末の受注残高が17,153百万円と高水準となっていること、足元の受注状況も引き続き順調に推移していることから、景気の急減速によりIT投資意欲が冷え込む状況にならなければ、2020年3月期業績は会社計画を上振れする可能性が高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MH>
1. 2020年3月期の業績見通し
テクマトリックス<3762>の2020年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の26,800百万円、営業利益が同1.7%増の2,460百万円、経常利益が同4.6%増の2,460百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の1,600百万円と増収増益が続く見通し。情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業ともに引き続き増収増益を見込んでいる。営業利益の伸びが鈍化するが、これは医療分野における新規事業等への開発投資や、セキュリティ監視サービス強化のための積極的な人材投資、CRM分野におけるタイの拠点の体制強化など、先行投資などが要因となっている。また、米中貿易摩擦の長期化により景気の先行き不透明感が増していることも保守的な計画になっている要因と考えられる。とはいえ、前期末の受注残高が17,153百万円と高水準となっていること、足元の受注状況も引き続き順調に推移していることから、景気の急減速によりIT投資意欲が冷え込む状況にならなければ、2020年3月期業績は会社計画を上振れする可能性が高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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