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ハイアス Research Memo(1):2019年4月期は売上高・利益とも前期比2ケタ増で過去最高値を記録

注目トピックス 日本株
■要約

ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は、住宅関連のソリューション提案型コンサルティング事業を展開する。住宅・不動産・建設工事の各業界中小企業向けに、「ビジネスモデルパッケージ」と「経営効率化パッケージ」の2本柱で、会員のニーズに合わせたソリューションを提供する。また、直近では主力の「R+house」事業の建築施工事業も推進する。

同社は2019年6月14日、2019年4月期の連結業績を発表した。売上高は6,099百万円(前期比30.9%増)、営業利益は416百万円(同16.3%増)、経常利益414百万円(同16.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は240百万円(同19.9%増)であった。売上高・各利益指標ともに前期比2ケタ増で過去最高値を記録。前期比増収増益の要因は、主力の高性能デザイナーズ住宅「R+house」事業を中心に、会員企業の成果に連動するロイヤルティ等が順調に伸長したことによる。

2020年4月期の連結業績予想は、売上高が8,400百万円(前期比37.7%増)、営業利益が560百万円(同34.4%増)、経常利益が530百万円(同28.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が290百万円(同20.6%増)となっている。過去数期と比較すると売上高・利益指標ともやや高めの設定だが、「R+house」ほか各商材がおおむね順調に伸長していること、この1〜2年での新規設立子会社・M&A子会社の寄与、などを考慮すると、計画値の達成は困難ではないと弊社では見ている。

2020年4月期は、前記の業績予想の増収増益を前提に、中間配当1.9円、期末配当1.9円の予定である。2期連続の増配は、好業績を続ける基盤が整備できたことで新たな成長ステージへ入ってきたと言え、今後の事業拡大への自信の表れと、現在進めている東証1部上場への布石と考えられる。

現中期経営計画は、公表から2年が経って、継続する好業績を背景にして、目標達成のための積極的な戦略投資なども具体化してきた。直近では、M&Aを含めた子会社投資や広告宣伝などの施策を積極的に進めている。また、配当実施や役員・従業員へのインセンティブ制度導入などステークホルダーへの対応策にも余念がない。

■Key Points
・2019年4月期は、売上高・利益とも過去最高値を記録
・主力パッケージ「R+house」の好調で2020年4月期予想は大幅増収増益見込み
・2020年までの中期経営計画は順調な進捗。東証1部上場を控え、新たな成長ステージへ

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)




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