BBT Research Memo(3):修了生2,500人超、在校生約600人で国内最大級の遠隔型ビジネススクール
[19/07/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
2. 遠隔教育サービスの特徴・強み
遠隔教育サービスの流れを簡単に説明すると、まずコンテンツ制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマを有識者によるコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を招請してビジネス・ブレークスルー<2464>のスタジオで制作する。講師は、大前研一氏をはじめとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者、起業家、投資家などに依頼している。企画・制作されるコンテンツは年間約1,000時間程度となっており、現在のコンテンツライブラリーは10,000時間超に及ぶ。コンテンツはインターネットや「Amazon Fire TV」、あるいはDVD等で受講者に配信されている。講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」を介して行われる。
同社の遠隔教育サービスの強みは以下の3点にまとめることができる。第1の強みは、10,000時間超と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、講師陣の質やコンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられる。また、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを有することで低コスト化を実現している。
第2の強みとしては、自社開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」にある。同システムは、講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはディスカッション機能、掲示板機能など、eラーニングに必要な機能を網羅的に有している。また、使用デバイスもPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応しており、時間と場所を選ばず受講できることが特長となっている。
第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある。同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携して共同プログラムを運営するなど、既にMBAプログラムでは18年以上のノウハウを蓄積している。「Bond-BBT MBA」「BBT大学大学院」の修了生は合わせて2,500人を超え、在校生は約600人と国内で最大級の規模となり、遠隔型のビジネススクールとしては他の追随を許さない。さらに修了生のうち約400人の協力により、TA(ティーチング・アシスタント)、LA(ラーニング・アドバイザー)のネットワークを構築しており、在校生の卒業までのサポート体制が充実していることも強みとなっている。
また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」では、修了生の中から約810社が起業し、このうち弁護士ドットコム<6027>、クラウドワークス<3900>、ミクシィ<2121>、アイスタイル<3660>、鎌倉新書<6184>など11社が株式上場を果たすなど、起業家の養成ノウハウにも定評がある。2008年から、スタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、ニュービジネスにチャレンジする起業家に対して資金面での後押しも行っており(BBT修了生が対象。1件当たり最高200万円、出資比率20%未満)、累計で約35社に約40百万円の出資を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 遠隔教育サービスの特徴・強み
遠隔教育サービスの流れを簡単に説明すると、まずコンテンツ制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマを有識者によるコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を招請してビジネス・ブレークスルー<2464>のスタジオで制作する。講師は、大前研一氏をはじめとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者、起業家、投資家などに依頼している。企画・制作されるコンテンツは年間約1,000時間程度となっており、現在のコンテンツライブラリーは10,000時間超に及ぶ。コンテンツはインターネットや「Amazon Fire TV」、あるいはDVD等で受講者に配信されている。講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」を介して行われる。
同社の遠隔教育サービスの強みは以下の3点にまとめることができる。第1の強みは、10,000時間超と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、講師陣の質やコンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられる。また、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを有することで低コスト化を実現している。
第2の強みとしては、自社開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」にある。同システムは、講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはディスカッション機能、掲示板機能など、eラーニングに必要な機能を網羅的に有している。また、使用デバイスもPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応しており、時間と場所を選ばず受講できることが特長となっている。
第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある。同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携して共同プログラムを運営するなど、既にMBAプログラムでは18年以上のノウハウを蓄積している。「Bond-BBT MBA」「BBT大学大学院」の修了生は合わせて2,500人を超え、在校生は約600人と国内で最大級の規模となり、遠隔型のビジネススクールとしては他の追随を許さない。さらに修了生のうち約400人の協力により、TA(ティーチング・アシスタント)、LA(ラーニング・アドバイザー)のネットワークを構築しており、在校生の卒業までのサポート体制が充実していることも強みとなっている。
また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」では、修了生の中から約810社が起業し、このうち弁護士ドットコム<6027>、クラウドワークス<3900>、ミクシィ<2121>、アイスタイル<3660>、鎌倉新書<6184>など11社が株式上場を果たすなど、起業家の養成ノウハウにも定評がある。2008年から、スタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、ニュービジネスにチャレンジする起業家に対して資金面での後押しも行っており(BBT修了生が対象。1件当たり最高200万円、出資比率20%未満)、累計で約35社に約40百万円の出資を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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