タナベ経営 Research Memo(5):2020年3月期もチームコンサルティングによる堅実な成長を見込む
[19/07/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
1. 2020年3月期の業績見通し
タナベ経営<9644>の2020年3月期の業績見通しは、売上高で前期比2.8%増の9,300百万円、営業利益で同3.1%増の1,000百万円、経常利益で同1.6%増の1,020百万円、当期純利益で同0.8%増の700百万円と増収増益が続く見通し。2019年10月に予定されている消費増税や米中貿易摩擦など、景気の先行き不透明感は増しているものの、持続的成長に向けた組織機能の強化と拡充、並びに多様化・専門化するコンサルティングニーズに応えられる体制を構築し、「C&C(コンサルティング&コングロマリット)戦略」(コンサルティング領域の多角化)及びプラットフォーム戦略を推進していくことで、安定成長を目指していく考えだ。
また、同社はこれまで培ってきたチームコンサルティングの重点メソッドを「TCB」として12分野においてその提供を推進していく方針で、主要KPIとしているチームコンサルティングの期中平均契約社数は前期比19社増の610社、売上高で同4.0%増の4,150百万円を計画している。増収効果に加えてTCB推進による付加価値率向上により、営業利益率は前期比0.1ポイント上昇の10.8%を見込んでいる。
2020年3月期は、持続的成長を実現するために、主に3つの施策を推進していく計画となっている。1つ目は「オープンイノベーション」への取り組みであり、優良なテクノロジー企業との積極的なアライアンス(提携)による新たなチームコンサルティングサービス「コンサルティング・テック」を開発、提供していく予定となっている。2つ目は、高いコンサルティング品質を顧客企業へ提供できる専門性の高いプロフェショナル人材の採用・育成の強化である。育成に当たっては「タナベFCCアカデミー」を活用することにより、早期戦力化を図る。3つ目は、ダイバーシティー&インクルージョンに向けた取り組みであり、社員がより働きやすい環境づくり、イノベーションにより生産性を高められる環境づくりを目的としたIT投資やオフィスリニューアル投資を継続的に行っていく計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SF>
1. 2020年3月期の業績見通し
タナベ経営<9644>の2020年3月期の業績見通しは、売上高で前期比2.8%増の9,300百万円、営業利益で同3.1%増の1,000百万円、経常利益で同1.6%増の1,020百万円、当期純利益で同0.8%増の700百万円と増収増益が続く見通し。2019年10月に予定されている消費増税や米中貿易摩擦など、景気の先行き不透明感は増しているものの、持続的成長に向けた組織機能の強化と拡充、並びに多様化・専門化するコンサルティングニーズに応えられる体制を構築し、「C&C(コンサルティング&コングロマリット)戦略」(コンサルティング領域の多角化)及びプラットフォーム戦略を推進していくことで、安定成長を目指していく考えだ。
また、同社はこれまで培ってきたチームコンサルティングの重点メソッドを「TCB」として12分野においてその提供を推進していく方針で、主要KPIとしているチームコンサルティングの期中平均契約社数は前期比19社増の610社、売上高で同4.0%増の4,150百万円を計画している。増収効果に加えてTCB推進による付加価値率向上により、営業利益率は前期比0.1ポイント上昇の10.8%を見込んでいる。
2020年3月期は、持続的成長を実現するために、主に3つの施策を推進していく計画となっている。1つ目は「オープンイノベーション」への取り組みであり、優良なテクノロジー企業との積極的なアライアンス(提携)による新たなチームコンサルティングサービス「コンサルティング・テック」を開発、提供していく予定となっている。2つ目は、高いコンサルティング品質を顧客企業へ提供できる専門性の高いプロフェショナル人材の採用・育成の強化である。育成に当たっては「タナベFCCアカデミー」を活用することにより、早期戦力化を図る。3つ目は、ダイバーシティー&インクルージョンに向けた取り組みであり、社員がより働きやすい環境づくり、イノベーションにより生産性を高められる環境づくりを目的としたIT投資やオフィスリニューアル投資を継続的に行っていく計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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