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クロス・マーケティンググループ---2Q増収、ITソリューション事業が好調に推移

注目トピックス 日本株
クロス・マーケティンググループ<3675>は14日、2019年12月期第2四半期(19年1月‐6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%増の88.08億円、営業利益が同7.7%減の4.23億円、経常利益が同16.6%減の3.41億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が9.55億円(前年同期は1.87億円の利益)となった。

リサーチ事業の売上高は前年同期比3.4%減の70.13億円、セグメント利益(営業利益)は同14.6%減の8.74億円となった。売上高については、国内の事業会社は、主力のクロス・マーケティングを中心に営業体制の強化や、デジタルマーケティング・ビッグデータ領域などを含む新サービスの開発・提供により、調査会社・広告代理店等を中心に受注が増加した。海外の事業会社は、第2四半期に予定していた大型案件の計上が遅れたこと等により、前年同期を下回る水準で推移した。セグメント利益(営業利益)は、海外リサーチ事業において大型案件の計上が遅れたこと等により、固定費に対して売上が伸長しなかったことから、前年同期を下回る結果となった。

ITソリューション事業の売上高は前年同期比28.6%増の16.98億円、セグメント利益(営業利益)は同45.2%増の1.59億円となった。積極的な営業展開による新規顧客開拓に加え、金融業界を中心に既存顧客から継続的に受注を獲得している。また受託案件は、開発リソース・品質の管理を徹底し、粗利率の確保に努めた。また2018年11月に株式取得したサポタントの連結により、売上高・セグメント利益に寄与した。

その他の事業の売上高は前年同期比34.4%増の3.81億円、セグメント利益(営業利益)は0.53億円(前年同期は0.01億円の利益)となった。「プロモーション事業」を行うディーアンドエムを中心にプロモーションサービスの販売・提供をしている。リサーチ事業とのグループ内連携を強化する等、営業組織体制の強化や、運用型案件の積極的な案件獲得により売上・売上総利益ともに伸長した。

2019年12月期通期については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比14.3%増の200.00億円、営業利益が同30.9%増の12.50億円、経常利益が同32.0%増の11.09億円、親会社株主に帰属する当期純損失は4.90億円(前回予想は5.70億円の利益)としており、のれんの減損損失の発生により当期純利益(損失)に変更はあるものの、売上高、営業利益、経常利益については、当初予想を維持した。



<SF>

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