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橋本総業HD Research Memo(7):2020年3月期は「10の基本方針」推進により、増収増益を目指す

注目トピックス 日本株
■業績動向

3. 2020年3月期業績見通し
橋本総業ホールディングス<7570>の2020年3月期の業績見通しについては売上高137,000百万円(前期比3.1%増)、営業利益2,750百万円(同10.8%増)、経常利益3,000百万円(同9.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,000百万円(同10.9%増)を見込んでいる。

2019年度の建設投資は、民間住宅投資が前年比0.9%減、民間非住宅投資が同1.0%減、公共投資が同6.5%増、名目建設投資全体で同2.1%増が見込まれている(建設経済研究所予想)。同社は既存分野のシェアアップを目指し、地域密着型の営業を積極的に展開していく方針である。なお、売上総利益については仕入価格・販売価格の管理強化により利益率向上、一般管理費については引き続きコスト削減を図っていく考えである。

具体的には、中期の取り組みである「3つのフル」「みらい活動」「進化活動」を戦術に落とした「10の基本方針」を推進する考えである。「10の基本方針」とは、1)取引先第一主義を背景に早い、安い、確実を追求することで取引先に対するCS向上に取り組む、2)営業活動のルーティン化で予算必達を目指す、3)トータル化、コラボ化、新規の推進で10%の売上成長を目指す、4)しくみづくり、人づくり、しかけづくりで生産性の10%向上を目指す、5)「みらい会」「みらい市」「みらいサービス」など「みらい活動」を拡大充実させる、6)「7つのみらい」の商材を導入し売上成長を図る、7)働き方改革、ESG活動、健康企業など制度変化に対応する、8)商談などで事前、施工などで当日、メンテナンスなどでは事後の機能を強化する、9)オンデマンド教育やリアル教育(橋本学校)を通じて人材の育成を図る、10)コンプライアンスを遵守しリスクへの対応力を強化する、の10項目である。なかでも1)取引先第一主義の徹底や3)取引先とのコラボレーションによる成長への取り組み、4)生産性向上による進化への取り組み、の3つは、重点方針としている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)




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