OKウェイヴ Research Memo(2):個人向けQ&Aサイト、企業向けFAQサービスを軸にサービス提供
[19/09/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要
オウケイウェイヴ<3808>は個人向けには2000年1月より日本初最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営し、利用者の問い合わせに回答することでサービスを提供している。また、利用者の質問に専門家や企業も回答する「OKWAVE PROFESSIONAL.」を2014年に開始している。
法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基に、国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support」、Q&Aコミュニティの解決力を活用する顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」などが、国内の大手企業などの約600サイトに導入されており、サブスクリプションによる安定的な収益計上を実現している。さらに、これらのサイトに掲載されるFAQの作成支援のコンサルティングなども行っている。
なお、これらのサービスにより蓄積された膨大なデータを有効活用するため、AI(人工知能)やブロックチェーン(複数の箇所にデータを置く分散型ネットワーク)、チャットボット(人工知能を活用した「自動会話プログラム」)、など最先端の技術研究にも積極的に取り組んでいる。さらにはフィンテック事業に積極的に投資を行い、感謝の気持ちを価値化する新たな経済圏「感謝経済」の実現を目指す。
2. 沿革
同社は1999年に、現代表取締役会長の兼元謙任(かねもとかねとう)氏が、知恵や経験知を互いに交換する助け合いの場を作りたい、という想いで創業した。現在の企業向けFAQサービス「OKBIZ.」の原型となるシステムを約6ヶ月間で立ち上げると、その後も業績を伸ばし、創業7年後の2006年に名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場した。
2012年にブリックスを子会社化し、多言語CRMサービスを開始すると、2013年には米国に進出し、グリーティングカード事業を買収し1,000万人以上の登録ユーザーを獲得した。さらには2016年には(株)OKEIOSを設立し医療情報サービスを開始、2017年には(株)OKGAIAを設立し不動産情報事業サービスに進出するなど、知識・情報に関連する利用者及びサービス領域を拡大し続けている。
2018年7月に創業者である兼元謙任氏が代表取締役会長となり、松田元(まつだげん)氏が代表取締役社長となったことで、代表取締役2名体制にて経営と事業の推進を図る。2017年からはブロックチェーンや金融関係の企業の子会社化を行い、今後の成長戦略の柱とすべく注力している。なお、2019年9月2日には、中期ビジョンを実現すべく、組織体制を新たにすることを発表した。具体的には、兼元氏が代表取締役を異動し、新たに執行役員制度を導入するとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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1. 会社概要
オウケイウェイヴ<3808>は個人向けには2000年1月より日本初最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営し、利用者の問い合わせに回答することでサービスを提供している。また、利用者の質問に専門家や企業も回答する「OKWAVE PROFESSIONAL.」を2014年に開始している。
法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基に、国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support」、Q&Aコミュニティの解決力を活用する顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」などが、国内の大手企業などの約600サイトに導入されており、サブスクリプションによる安定的な収益計上を実現している。さらに、これらのサイトに掲載されるFAQの作成支援のコンサルティングなども行っている。
なお、これらのサービスにより蓄積された膨大なデータを有効活用するため、AI(人工知能)やブロックチェーン(複数の箇所にデータを置く分散型ネットワーク)、チャットボット(人工知能を活用した「自動会話プログラム」)、など最先端の技術研究にも積極的に取り組んでいる。さらにはフィンテック事業に積極的に投資を行い、感謝の気持ちを価値化する新たな経済圏「感謝経済」の実現を目指す。
2. 沿革
同社は1999年に、現代表取締役会長の兼元謙任(かねもとかねとう)氏が、知恵や経験知を互いに交換する助け合いの場を作りたい、という想いで創業した。現在の企業向けFAQサービス「OKBIZ.」の原型となるシステムを約6ヶ月間で立ち上げると、その後も業績を伸ばし、創業7年後の2006年に名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場した。
2012年にブリックスを子会社化し、多言語CRMサービスを開始すると、2013年には米国に進出し、グリーティングカード事業を買収し1,000万人以上の登録ユーザーを獲得した。さらには2016年には(株)OKEIOSを設立し医療情報サービスを開始、2017年には(株)OKGAIAを設立し不動産情報事業サービスに進出するなど、知識・情報に関連する利用者及びサービス領域を拡大し続けている。
2018年7月に創業者である兼元謙任氏が代表取締役会長となり、松田元(まつだげん)氏が代表取締役社長となったことで、代表取締役2名体制にて経営と事業の推進を図る。2017年からはブロックチェーンや金融関係の企業の子会社化を行い、今後の成長戦略の柱とすべく注力している。なお、2019年9月2日には、中期ビジョンを実現すべく、組織体制を新たにすることを発表した。具体的には、兼元氏が代表取締役を異動し、新たに執行役員制度を導入するとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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