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タマホーム---1Qは2ケタ増収・各利益も黒字転換、不動産事業が好調に推移

注目トピックス 日本株
タマホーム<1419>は10日、2020年5月期第1四半期(19年6月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比50.6%増の452.34億円、営業利益が21.19億円(前年同期は17.56億円の損失)、経常利益が20.33億円(同17.87億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が13.55億円(同10.62億円の損失)となった。

住宅事業の売上高は前年同期比41.1%増の343.32億円、営業損失は7.20億円(前年同期は22.23億円の損失)となった。注文住宅事業において、戦略商品である「地域限定商品」を中心に受注が引き続き堅調に推移するとともに、各月の引渡棟数の平準化を図る工期の平準化施策の着実な推進等により、引渡棟数が前年同期比で37.7%増加した。また、価格改定による利益率の改善効果等もあり、営業損失の額は前期に比べ大きく改善した。また、リフォーム事業は、入居後10年を経過した顧客中心に保証延長工事等のリフォーム受注活動を積極的に展開し、増収増益となった。

不動産事業の売上高は前年同期比125.6%増の88.67億円、営業利益は同744.7%増の25.39億円となった。戸建分譲事業において、資金回転率を重視した10区画以下の小規模分譲地を中心に仕入、販売に取り組んだ。2019年10月の消費税引き上げを意識した需要動向もあり、受注・引渡ともに好調に推移した。マンション事業は、メインターゲットの首都圏都心部においてオリンピック関連の建設ラッシュによる原価高騰が長期化しており、新規プロジェクトの仕入を厳選する一方、中古マンションのリノベーション再販等の取組みを進めた。この他、当第1四半期において、販売用不動産(東京都大田区)を売却した。

金融事業の売上高は前年同期比33.4%増の3.02億円、営業利益は同72.9%増の1.04億円となった。保険販売は、自然災害や老後への備えに対する意識の高まりから、補償内容の見直しや拡充といった顧客ニーズを的確に捉えた。つなぎ融資は、同社で住宅を建築する顧客へ提案活動を強化した。

エネルギー事業の売上高は前年同期比19.4%減の2.33億円、営業利益は同41.3%減の0.90億円となった。福岡県大牟田市で商業運転するメガソーラー発電施設の売電実績が、7月及び8月の天候不順の影響により軟調に推移した。

その他事業の売上高は前年同期比19.9%増の14.98億円、営業利益は0.82億円(前年同期は0.57億円の損失)となった。住宅事業における引渡棟数の増加により住宅周辺事業が引き続き好調に推移した。

2020年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.0%増の2,000.00億円、営業利益が同4.5%増の77.00億円、経常利益が同7.8%増の75.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.3%増の43.00億円とする期初計画を据え置いている。



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