ブイキューブ Research Memo(7):月額サブスクリプションの積上を一段と加速させる
[19/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
ブイキューブ<3681>は2017年以降、体質改善に取り組んできた。低収益の事業を整理し、社内業務の効率化に取り組み、利益の出やすい筋肉質な体質づくりに成功した。レッドオーシャン、ブルーオーシャンでの戦略の使い分けも成功し、月額サブスクリプション、年額サブスクリプションとも売上が積み増している。同社の実績を見ると、Web会議の既存ユーザーの利用時間は直近3ヶ月の平均が前年同期比133%、回数は143%になっており、利用が活発になっている。社会的な状況を見ると、度重なる台風などの大規模災害、開催までいよいよ1年を切ったオリンピック・パラリンピック、そして政府の各種キャンペーン等で、テレワークの急速な広まりも見えてきた。しかし一方で、同社は今まで大企業向けの接近戦の営業活動に注力していたこともあり、知名度が十分でない。特に中小企業向けのアプローチができておらず、テレワークの裾野の広がりを取り込み切れていない。このため、ここを商機と判断し、大規模なマス広告活動に打って出る。既に宮崎県でテレビCMによるマス広告のテストを行っており、一定の成果を得ている。この成果を踏まえ、2019年内に3億円前後の規模でマス広告を一気に行う。新規顧客の獲得につなげ、月額サブスクリプションの積み上げを加速させ2020年12月期の大きな売上拡大と、営業利益9億円の達成を確実なものにすると共に、2021年以降の成長を実現させる。これらマーケティング施策の効果を確認したのち、3ヶ年の中期経営計画を2020年2月に発表する計画だ。
このマス広告の実施に伴い、2019年10月25日付で2019年12月期の業績予想を売上高6,550百万円、営業利益を0百万円、経常利益を-62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を372百万円と修正した。
なお今回、業績予想は修正するものの、期末配当については1円のままと据え置いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山崇行)
<YM>
ブイキューブ<3681>は2017年以降、体質改善に取り組んできた。低収益の事業を整理し、社内業務の効率化に取り組み、利益の出やすい筋肉質な体質づくりに成功した。レッドオーシャン、ブルーオーシャンでの戦略の使い分けも成功し、月額サブスクリプション、年額サブスクリプションとも売上が積み増している。同社の実績を見ると、Web会議の既存ユーザーの利用時間は直近3ヶ月の平均が前年同期比133%、回数は143%になっており、利用が活発になっている。社会的な状況を見ると、度重なる台風などの大規模災害、開催までいよいよ1年を切ったオリンピック・パラリンピック、そして政府の各種キャンペーン等で、テレワークの急速な広まりも見えてきた。しかし一方で、同社は今まで大企業向けの接近戦の営業活動に注力していたこともあり、知名度が十分でない。特に中小企業向けのアプローチができておらず、テレワークの裾野の広がりを取り込み切れていない。このため、ここを商機と判断し、大規模なマス広告活動に打って出る。既に宮崎県でテレビCMによるマス広告のテストを行っており、一定の成果を得ている。この成果を踏まえ、2019年内に3億円前後の規模でマス広告を一気に行う。新規顧客の獲得につなげ、月額サブスクリプションの積み上げを加速させ2020年12月期の大きな売上拡大と、営業利益9億円の達成を確実なものにすると共に、2021年以降の成長を実現させる。これらマーケティング施策の効果を確認したのち、3ヶ年の中期経営計画を2020年2月に発表する計画だ。
このマス広告の実施に伴い、2019年10月25日付で2019年12月期の業績予想を売上高6,550百万円、営業利益を0百万円、経常利益を-62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を372百万円と修正した。
なお今回、業績予想は修正するものの、期末配当については1円のままと据え置いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山崇行)
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