ベルシス24 Research Memo(3):CRM事業を中心に事業を展開、経営資源を集中する体制を整える
[19/11/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
1. セグメント
同社グループは、持株会社であるベルシステム24ホールディングス<6183>及び子会社4社((株)ベルシステム24、CTCファーストコンタクト(株)、(株)ベル・ソレイユ、(株)ポッケ)で構成されており、コールセンターを中心とするCRM事業を主たる事業として、全国で事業展開している。同社のセグメントは、CRM事業とその他の2つである。なお、2019年2月には事業再編に伴い、100%子会社であった(株)BELL24・Cell Productを売却した。また、2019年3月には子会社の(株)ビーアイメディカルからCSO(Contract Sales Organization:医薬品販売業務受託機関)事業を譲渡し、さらに2019年11月にはビーアイメディカルをベルシステム24が吸収合併した。このように、事業再編によってグループのコア事業であるCRM事業に経営資源を集中する体制を整えた。
(1) CRM事業
ベルシステム24(同社100%子会社)によるCRM事業には、クライアント企業の商品やサービスに関する質問等に対応するカスタマーサポート業務、クライアント企業の商品・サービス等の販売促進をサポートするセールスサポート業務、クライアント企業のIT製品等の操作方法等に関する質問に対応するテクニカルサポート業務、クライアント企業のデータ入力やWeb制作等を請け負うBPO(Business Process Outsourcing:業務プロセスの外部委託)がある。いずれも電話での対応を軸に、Webやメールのほか、近年、成長が著しいソーシャルメディアやチャットにも対応している。
海外にも事業展開を始めており、同社は2016年12月にベトナムのコンタクトセンター(コールセンターと同義)大手であるHoa Sao Group Joint Stock Companyへの出資で基本合意を発表、2018年2月期には49%の出資を完了し、社名をBellsystem24-Hoa Sao Joint Stock Company(以下、Hoa Sao)に変更した。Hoa Saoは、ベトナム国内10拠点でコンタクトセンター事業を展開している。
(2) その他
a) CTCファーストコンタクト
BPO分野でのビジネス拡大を目的に、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ<4739>)の100%子会社でサービスデスクやコンタクトセンターなどの業務アウトソーシングサービスを担うCTCファーストコンタクト(以下、CTCFC)を2017年7月より合弁会社化し、CTCFCの51%の株式を取得。ITに関する専門的な知識を有するCTCFCは、これまでHDI国際認定に準拠したサービスデスク/コンタクトセンターの運用サービス、教育・研修やマニュアル作成を含めたバックオフィスサービスなどを多数展開している。
b) ポッケ(同社100%子会社)
スマートフォン等に向けたアプリの開発や販売を行っている。社内ベンチャーから始まり、現在ではNTTドコモ<9437>スマートフォン向け定額使い放題サービス「スゴ得」等を中心にコンテンツサービスを提供している。ポッケについては、同社の独立性及び専門性を尊重した経営方針を取っている。
c) ベル・ソレイユ(同社100%子会社)
「障害者の雇用の促進等に関する法律」による特例子会社の認定を受け、ベルシステム24にも多く人材を紹介している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<SF>
1. セグメント
同社グループは、持株会社であるベルシステム24ホールディングス<6183>及び子会社4社((株)ベルシステム24、CTCファーストコンタクト(株)、(株)ベル・ソレイユ、(株)ポッケ)で構成されており、コールセンターを中心とするCRM事業を主たる事業として、全国で事業展開している。同社のセグメントは、CRM事業とその他の2つである。なお、2019年2月には事業再編に伴い、100%子会社であった(株)BELL24・Cell Productを売却した。また、2019年3月には子会社の(株)ビーアイメディカルからCSO(Contract Sales Organization:医薬品販売業務受託機関)事業を譲渡し、さらに2019年11月にはビーアイメディカルをベルシステム24が吸収合併した。このように、事業再編によってグループのコア事業であるCRM事業に経営資源を集中する体制を整えた。
(1) CRM事業
ベルシステム24(同社100%子会社)によるCRM事業には、クライアント企業の商品やサービスに関する質問等に対応するカスタマーサポート業務、クライアント企業の商品・サービス等の販売促進をサポートするセールスサポート業務、クライアント企業のIT製品等の操作方法等に関する質問に対応するテクニカルサポート業務、クライアント企業のデータ入力やWeb制作等を請け負うBPO(Business Process Outsourcing:業務プロセスの外部委託)がある。いずれも電話での対応を軸に、Webやメールのほか、近年、成長が著しいソーシャルメディアやチャットにも対応している。
海外にも事業展開を始めており、同社は2016年12月にベトナムのコンタクトセンター(コールセンターと同義)大手であるHoa Sao Group Joint Stock Companyへの出資で基本合意を発表、2018年2月期には49%の出資を完了し、社名をBellsystem24-Hoa Sao Joint Stock Company(以下、Hoa Sao)に変更した。Hoa Saoは、ベトナム国内10拠点でコンタクトセンター事業を展開している。
(2) その他
a) CTCファーストコンタクト
BPO分野でのビジネス拡大を目的に、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ<4739>)の100%子会社でサービスデスクやコンタクトセンターなどの業務アウトソーシングサービスを担うCTCファーストコンタクト(以下、CTCFC)を2017年7月より合弁会社化し、CTCFCの51%の株式を取得。ITに関する専門的な知識を有するCTCFCは、これまでHDI国際認定に準拠したサービスデスク/コンタクトセンターの運用サービス、教育・研修やマニュアル作成を含めたバックオフィスサービスなどを多数展開している。
b) ポッケ(同社100%子会社)
スマートフォン等に向けたアプリの開発や販売を行っている。社内ベンチャーから始まり、現在ではNTTドコモ<9437>スマートフォン向け定額使い放題サービス「スゴ得」等を中心にコンテンツサービスを提供している。ポッケについては、同社の独立性及び専門性を尊重した経営方針を取っている。
c) ベル・ソレイユ(同社100%子会社)
「障害者の雇用の促進等に関する法律」による特例子会社の認定を受け、ベルシステム24にも多く人材を紹介している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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