USENNEX Research Memo(9):厚みを増す株主還元
[19/12/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株主還元策
1. 配当政策
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の1つに位置付けており、長期にわたる安定的配当の継続を基本方針としている。2019年8月期の期末配当については1株当たりの配当金を5円と、4期ぶりに復配した。2020年8月期の年間配当については、1株当たり8円とすることを予定しており、中期経営計画「NEXT for 2024」においても10%〜30%を配当性向の目線として配当していく方針としている。
U-NEXTを気軽に利用できる優待制度を拡充
2. 株主優待制度
同社は、2019年11月21日付で株主優待制度の拡充をリリースした。従来は1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、映像配信サービス「U-NEXT」の初期費用無料と90日間分の利用料、加えて「U-NEXT」で利用できる1,000円分のポイントを提供(加入済みの株主はポイントのみの提供)していたが、新たに10単元(1,000株)以上を保有する株主に対する優待を追加した。具体的には、「U-NEXT」の1年分の利用料と毎月1,800円分のポイント提供となり、これは金額換算すると年間で約50,000円分の優待となる。尚、従来行っていたモバイルデータ通信サービス「U-mobile」に関する優待は廃止された。
■情報セキュリティ
ワークスタイルの変革に合わせ徹底対策
同社は個人情報保護の体制強化と教育を継続して実施しているが、完全な保護を保証できるものではなく、外部からの不正アクセスやシステム不具合、内部犯行、人的ミス、預託先や提供先の管理ミスなどによる個人情報漏えいのリスクは常に存在している。このため同社は、より積極的な情報セキュリティ対策として、情報システムをデータセンター内で管理し、ファイアウォールの構築とWebアプリケーションの脆弱性診断を継続して実施している。また、働き方改革の一環として個人にノートパソコンとスマートフォンを配布しているが、ノートパソコンはセキュリティチップ(TPM)を搭載したものを使用することで、またスマートフォンはモバイル端末管理(MDM)を利用することで、セキュリティリスクを大きく減じている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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1. 配当政策
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の1つに位置付けており、長期にわたる安定的配当の継続を基本方針としている。2019年8月期の期末配当については1株当たりの配当金を5円と、4期ぶりに復配した。2020年8月期の年間配当については、1株当たり8円とすることを予定しており、中期経営計画「NEXT for 2024」においても10%〜30%を配当性向の目線として配当していく方針としている。
U-NEXTを気軽に利用できる優待制度を拡充
2. 株主優待制度
同社は、2019年11月21日付で株主優待制度の拡充をリリースした。従来は1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、映像配信サービス「U-NEXT」の初期費用無料と90日間分の利用料、加えて「U-NEXT」で利用できる1,000円分のポイントを提供(加入済みの株主はポイントのみの提供)していたが、新たに10単元(1,000株)以上を保有する株主に対する優待を追加した。具体的には、「U-NEXT」の1年分の利用料と毎月1,800円分のポイント提供となり、これは金額換算すると年間で約50,000円分の優待となる。尚、従来行っていたモバイルデータ通信サービス「U-mobile」に関する優待は廃止された。
■情報セキュリティ
ワークスタイルの変革に合わせ徹底対策
同社は個人情報保護の体制強化と教育を継続して実施しているが、完全な保護を保証できるものではなく、外部からの不正アクセスやシステム不具合、内部犯行、人的ミス、預託先や提供先の管理ミスなどによる個人情報漏えいのリスクは常に存在している。このため同社は、より積極的な情報セキュリティ対策として、情報システムをデータセンター内で管理し、ファイアウォールの構築とWebアプリケーションの脆弱性診断を継続して実施している。また、働き方改革の一環として個人にノートパソコンとスマートフォンを配布しているが、ノートパソコンはセキュリティチップ(TPM)を搭載したものを使用することで、またスマートフォンはモバイル端末管理(MDM)を利用することで、セキュリティリスクを大きく減じている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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