日ダイナミク Research Memo(4):システム開発・サポート&サービス・パーキングシステムの3事業が柱(2)
[19/12/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の事業概要
4. パーキングシステム事業
パーキングシステム事業は、電磁ロック式の無人駐輪場の管理・運営を主力として、駐輪場に関する総合コンサルティング、駐輪場管理・運営システム及び機器の販売も行っている。ITを活用することで駐輪場の管理・運営業務を省力化・効率化するだけでなく、全国の街から放置自転車等の駐輪問題をなくし、交通混雑緩和対策、土地有効活用、地域・街づくり、CO2(二酸化炭素)排出削減による地球環境改善などにも貢献するビジネスである。
「ITと自転車で街と未来を変えていきたい」という思いから、1992年に当時の新技術であった2次元コードでの月極駐輪場管理方法を提案し、これをきっかけに1997年よりパーキングシステム事業を開始、1999年NCD駐輪場設置を開始した。当初は電磁ロック式駐輪機器や料金精算機の売り切りが中心だったが、培ってきたIT技術を生かして遠隔操作による駐輪場の無人管理を実現した。月極が主流だった駐輪場業界において「コイン駐輪場」(時間貸し無人駐輪場)のパイオニアとなり、事業を拡大している。
具体的には時間貸し無人駐輪場「EcoStation21」(1999年〜)、自転車シェアリングサービス「ecoport」(2009年〜)、及び月極駐輪場「ECOPOOL」(2013年〜)の3タイプの駐輪サービスを、首都圏の駅周辺を中心として、関西、中部、九州地区等に展開(関西、中部はパートナー企業に運営委託)し、駅周辺、商業施設、地方自治体管理の駐輪場を網羅している。
放置自転車削減に貢献するとして、全国の地方自治体、鉄道会社、商業施設などに幅広く支持され、電磁ロック式駐輪場設置台数は国内最大級である。2019年10月1日現在の管理現場数・管理台数は1,777ヶ所・468,050台(2019年4月1日時点との比較で24ヶ所・2,038台増加)に達している。また近年は月極駐輪場「ECOPOOL」が大幅伸長(2019年10月1日時点で168ヶ所・61,179台、2019年4月1日時点との比較で16ヶ所・11,211台増加)している。
自治体との取引では、自治体から指定管理者に選定され、官民協働による施設の設置・運営を行い、自治体とともに街づくりを支援している。2017年8月には指定管理者として東京都立川市の駐輪場運営を行っているなかで、自主事業の一環としてレンタサイクルを開始した。2017年9月には駅前放置自転車対策への取り組みが評価され、東京都知事から感謝状を授与された。
2019年11月には、更なるユーザー利便性向上や運営管理コスト削減に向けて、一部施設において駐輪場キャッシュレス決済サービスを開始した。順次導入を拡大する。
なお代表的な導入事例として、2007年歩道上駐輪場の先駆けとなった渋谷区あおい通り(新宿駅)、2011年最大級3,000台規模の辻堂駅・テラスモール湘南、2018年渋谷地区再開発案件の渋谷ストリーム、2019年赤羽駅東口(赤羽駅は2018年都内駅周辺の放置駐輪ワースト1)などがある。2019年11月には南町田グランベリーパーク駐輪場がオープンした。九州では子会社の矢野産業が多層式自転車駐輪施設需要に対応して、近鉄博多ビルに自転車・バイク搬送コンベアを設置した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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4. パーキングシステム事業
パーキングシステム事業は、電磁ロック式の無人駐輪場の管理・運営を主力として、駐輪場に関する総合コンサルティング、駐輪場管理・運営システム及び機器の販売も行っている。ITを活用することで駐輪場の管理・運営業務を省力化・効率化するだけでなく、全国の街から放置自転車等の駐輪問題をなくし、交通混雑緩和対策、土地有効活用、地域・街づくり、CO2(二酸化炭素)排出削減による地球環境改善などにも貢献するビジネスである。
「ITと自転車で街と未来を変えていきたい」という思いから、1992年に当時の新技術であった2次元コードでの月極駐輪場管理方法を提案し、これをきっかけに1997年よりパーキングシステム事業を開始、1999年NCD駐輪場設置を開始した。当初は電磁ロック式駐輪機器や料金精算機の売り切りが中心だったが、培ってきたIT技術を生かして遠隔操作による駐輪場の無人管理を実現した。月極が主流だった駐輪場業界において「コイン駐輪場」(時間貸し無人駐輪場)のパイオニアとなり、事業を拡大している。
具体的には時間貸し無人駐輪場「EcoStation21」(1999年〜)、自転車シェアリングサービス「ecoport」(2009年〜)、及び月極駐輪場「ECOPOOL」(2013年〜)の3タイプの駐輪サービスを、首都圏の駅周辺を中心として、関西、中部、九州地区等に展開(関西、中部はパートナー企業に運営委託)し、駅周辺、商業施設、地方自治体管理の駐輪場を網羅している。
放置自転車削減に貢献するとして、全国の地方自治体、鉄道会社、商業施設などに幅広く支持され、電磁ロック式駐輪場設置台数は国内最大級である。2019年10月1日現在の管理現場数・管理台数は1,777ヶ所・468,050台(2019年4月1日時点との比較で24ヶ所・2,038台増加)に達している。また近年は月極駐輪場「ECOPOOL」が大幅伸長(2019年10月1日時点で168ヶ所・61,179台、2019年4月1日時点との比較で16ヶ所・11,211台増加)している。
自治体との取引では、自治体から指定管理者に選定され、官民協働による施設の設置・運営を行い、自治体とともに街づくりを支援している。2017年8月には指定管理者として東京都立川市の駐輪場運営を行っているなかで、自主事業の一環としてレンタサイクルを開始した。2017年9月には駅前放置自転車対策への取り組みが評価され、東京都知事から感謝状を授与された。
2019年11月には、更なるユーザー利便性向上や運営管理コスト削減に向けて、一部施設において駐輪場キャッシュレス決済サービスを開始した。順次導入を拡大する。
なお代表的な導入事例として、2007年歩道上駐輪場の先駆けとなった渋谷区あおい通り(新宿駅)、2011年最大級3,000台規模の辻堂駅・テラスモール湘南、2018年渋谷地区再開発案件の渋谷ストリーム、2019年赤羽駅東口(赤羽駅は2018年都内駅周辺の放置駐輪ワースト1)などがある。2019年11月には南町田グランベリーパーク駐輪場がオープンした。九州では子会社の矢野産業が多層式自転車駐輪施設需要に対応して、近鉄博多ビルに自転車・バイク搬送コンベアを設置した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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