イノベーション Research Memo(7):オンラインメディア事業の好調により2020年3月期業績を上方修正
[19/12/23]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■今後の見通し
1. 2020年3月期の業績見通し
イノベーション<3970>の2020年3月期の業績は、売上高で前期比29.1%増の1,920百万円、営業利益で同506.5%増の100百万円、経常利益で同422.6%増の100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同348.2%増の40百万円と期初計画から上方修正した。前期から取り組んできた収益構造改善施策が当初計画よりも前倒しで進捗し、第2四半期累計業績が当初計画を上回って推移したこと、下期も10月の「ITトレンド」「BIZトレンド」の売上高が過去最高を更新するなど順調な滑り出しを見せていることが要因だ。
オンラインメディア事業の収益がやや下期偏重型であることや、「List Finder」のプラットフォーム移行費用がなくなる一方で、下期は「Seminar Shelf」や「コクリポウェビナー」など新規事業の育成に向けた投資を行うこと、「List Finder」の顧客満足度向上のためのカスタマーサポート体制強化を進めることもあり、業績計画は保守的なものになっていると見られる。なお、経常利益に対して当期純利益がやや少ないように見えるが、これは連結納税にまだ移行しておらず、コクリポで先行投資を実施することによる実効税率の上昇が要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SF>
1. 2020年3月期の業績見通し
イノベーション<3970>の2020年3月期の業績は、売上高で前期比29.1%増の1,920百万円、営業利益で同506.5%増の100百万円、経常利益で同422.6%増の100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同348.2%増の40百万円と期初計画から上方修正した。前期から取り組んできた収益構造改善施策が当初計画よりも前倒しで進捗し、第2四半期累計業績が当初計画を上回って推移したこと、下期も10月の「ITトレンド」「BIZトレンド」の売上高が過去最高を更新するなど順調な滑り出しを見せていることが要因だ。
オンラインメディア事業の収益がやや下期偏重型であることや、「List Finder」のプラットフォーム移行費用がなくなる一方で、下期は「Seminar Shelf」や「コクリポウェビナー」など新規事業の育成に向けた投資を行うこと、「List Finder」の顧客満足度向上のためのカスタマーサポート体制強化を進めることもあり、業績計画は保守的なものになっていると見られる。なお、経常利益に対して当期純利益がやや少ないように見えるが、これは連結納税にまだ移行しておらず、コクリポで先行投資を実施することによる実効税率の上昇が要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SF>