大幸薬品 Research Memo(3):日常除菌の新ブランド「クレベ&アンド」3製品販売始まる
[19/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■大幸薬品<4574>のトピックス
1. 独自のマーケティングにより「クレベリン」のラインナップがさらに充実
近年の「クレベリン」ブランドの成長の要因としてマーケティング戦略がある。世界的デザイナーである佐藤オオキ氏が率いるnendoと複数年の包括的パートナー契約を結び、マーケティング手法も刷新した。消費者向けのクレベリン製品では、ターゲットを「妊産婦」、「受験生+親」などに設定し、使用シーンも明確にし、様々なタイプの製品ラインナップを展開する方針である。2019年9月に販売開始されたクレベリン製品群の1つである「フックタイプ」は、赤ちゃんの衛生対策として使いやすいようにベビーベッドに掛けて使用できる形状になっている。また、「ペンタイプ」では従来の白色に加えて黒色、ミッキーマウスやプーさんのイラストが描かれた専用カバー付きの商品などが加わった。赤いダルマのデザインが特徴的な「置き型専用ケース ダルマデザイン」は受験生を応援する。「使用者」と「シーン」を明確にするマーケティングにより、クレベリン製品がより身近に、より楽しいものになることを目指している。
2. 日常除菌の新ブランド「クレベ&アンド」製品の販売始まる
同社は、二酸化塩素製品「クレベリン」から派生させた日常除菌製品の新ブランド「クレベ&アンド(クレベアンド)」を立ち上げ、第一弾としてハンドジェル、ハンドスプレー、キッチン用スプレーを2019年9月に発売した。クレベ&アンドというブランド名には1)クレベリンの派生ブランドであること、2)除菌による安堵(アンド)、3)クレベリン(二酸化塩素製品)と一緒に使ってほしい、という意味が込められている。空間のみならず、手指やキッチンなどの除菌を行う総合的な除菌製品をラインナップすることで、ワンストップショッピングによる消費者の利便性向上を目指す。同社にとっては、季節性の高いクレベリン製品に、通年で需要のあるクレベ&アンドで平準化を図りたい考えだ。小売店向けには、既にクレベリン及びクレベ&アンド統一での専用棚が多数採用されており、出荷も順調に推移している。初期出荷の一部ではあるが、売上高140百万円(2020年3月期第2四半期)が計上された。今後、広告宣伝にも力を入れる予定であり、新ブランドが消費者に受容されるかが今後のカギとなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SF>
1. 独自のマーケティングにより「クレベリン」のラインナップがさらに充実
近年の「クレベリン」ブランドの成長の要因としてマーケティング戦略がある。世界的デザイナーである佐藤オオキ氏が率いるnendoと複数年の包括的パートナー契約を結び、マーケティング手法も刷新した。消費者向けのクレベリン製品では、ターゲットを「妊産婦」、「受験生+親」などに設定し、使用シーンも明確にし、様々なタイプの製品ラインナップを展開する方針である。2019年9月に販売開始されたクレベリン製品群の1つである「フックタイプ」は、赤ちゃんの衛生対策として使いやすいようにベビーベッドに掛けて使用できる形状になっている。また、「ペンタイプ」では従来の白色に加えて黒色、ミッキーマウスやプーさんのイラストが描かれた専用カバー付きの商品などが加わった。赤いダルマのデザインが特徴的な「置き型専用ケース ダルマデザイン」は受験生を応援する。「使用者」と「シーン」を明確にするマーケティングにより、クレベリン製品がより身近に、より楽しいものになることを目指している。
2. 日常除菌の新ブランド「クレベ&アンド」製品の販売始まる
同社は、二酸化塩素製品「クレベリン」から派生させた日常除菌製品の新ブランド「クレベ&アンド(クレベアンド)」を立ち上げ、第一弾としてハンドジェル、ハンドスプレー、キッチン用スプレーを2019年9月に発売した。クレベ&アンドというブランド名には1)クレベリンの派生ブランドであること、2)除菌による安堵(アンド)、3)クレベリン(二酸化塩素製品)と一緒に使ってほしい、という意味が込められている。空間のみならず、手指やキッチンなどの除菌を行う総合的な除菌製品をラインナップすることで、ワンストップショッピングによる消費者の利便性向上を目指す。同社にとっては、季節性の高いクレベリン製品に、通年で需要のあるクレベ&アンドで平準化を図りたい考えだ。小売店向けには、既にクレベリン及びクレベ&アンド統一での専用棚が多数採用されており、出荷も順調に推移している。初期出荷の一部ではあるが、売上高140百万円(2020年3月期第2四半期)が計上された。今後、広告宣伝にも力を入れる予定であり、新ブランドが消費者に受容されるかが今後のカギとなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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