日本モーゲジS Research Memo(4):自己資本比率の低下は事業拡大に伴うものでポジティブに評価
[20/01/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■日本モーゲージサービス<7192>の業績動向
2. 財務状況
2020年3月期第2四半期末の総資産は前期末比2,129百万円増加の17,002百万円となった。主な増減要因について見ると、流動資産において営業未収入金が1,836百万円、営業貸付金が340百万円増加している。つなぎ融資等の実行件数が増加したことによる。つなぎ融資等の商品は、一時的な貸付のための借入が必要となり、かつ1件当たりの額も数千万円と高いため、営業未収入金や営業貸付金、短期借入金の増加要因となる。負債合計が前期末比1,857百万円増加の12,767百万円となったが、このうち短期借入金で1,635百万円の増加となっている。純資産合計は前期末比272百万円増加の4,234百万円となった。配当金の支払い249百万円と親会社株主に帰属する四半期純利益487百万円の計上により、利益剰余金が238百万円増加した。
自己資本比率は前期末の26.6%から24.8%に低下し、有利子負債比率が152.5%から181.4%に上昇したが、事業拡大による営業未収入金、営業貸付金、短期借入金の増加が要因であり、短期借入金についてつなぎ融資ローンの債権譲渡代金が入金されるまでの1ヶ月未満の資金調達であるため財務悪化リスクはなく、むしろ事業拡大が進んでいることの表れであり、ポジティブに評価される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SF>
2. 財務状況
2020年3月期第2四半期末の総資産は前期末比2,129百万円増加の17,002百万円となった。主な増減要因について見ると、流動資産において営業未収入金が1,836百万円、営業貸付金が340百万円増加している。つなぎ融資等の実行件数が増加したことによる。つなぎ融資等の商品は、一時的な貸付のための借入が必要となり、かつ1件当たりの額も数千万円と高いため、営業未収入金や営業貸付金、短期借入金の増加要因となる。負債合計が前期末比1,857百万円増加の12,767百万円となったが、このうち短期借入金で1,635百万円の増加となっている。純資産合計は前期末比272百万円増加の4,234百万円となった。配当金の支払い249百万円と親会社株主に帰属する四半期純利益487百万円の計上により、利益剰余金が238百万円増加した。
自己資本比率は前期末の26.6%から24.8%に低下し、有利子負債比率が152.5%から181.4%に上昇したが、事業拡大による営業未収入金、営業貸付金、短期借入金の増加が要因であり、短期借入金についてつなぎ融資ローンの債権譲渡代金が入金されるまでの1ヶ月未満の資金調達であるため財務悪化リスクはなく、むしろ事業拡大が進んでいることの表れであり、ポジティブに評価される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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