ハイアス Research Memo(1):2020年4月期第2四半期は増収、通期は大幅増収と前期並み営業利益を見込む
[20/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は、住宅関連のソリューション提案型コンサルティング事業を展開する。住宅・不動産・土木工事の各業界中小企業向けに、「ビジネスモデルパッケージ」と「経営効率化パッケージ」の2本柱で、会員のニーズに合わせたソリューションを提供する。また、直近では主力の「R+house」事業の建築施工事業も推進する。
2020年4月期第2四半期の連結業績は、売上高4,077百万円(前年同期比45.5%増)、営業利益126百万円(同4.7%減)、経常利益123百万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益45百万円(同28.2%減)となった。売上高は前年同期比2ケタ増で過去最高値を記録したが、各利益指標については減益となった。また、期初予想比では、売上高は予想を上回り、各利益指標については未達であった。増収にもかかわらず前年同期比・予想比ともに減益となった要因としては、台風等の自然災害の影響によりコンサルティング事業の初期導入フィーが減少したこと、また単価及び原価率の高いサービスが増加したこと、建築施工事業関係の子会社で先行投資コスト負担のため営業損失が続いたこと、などが挙げられる。
2020年4月期通期の連結業績予想は、売上高8,400百万円(前期比37.7%増)、営業利益418百万円(同0.4%増)、経常利益385百万円(同7.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益207百万円(同13.9%減)とし、売上高については期初計画を据え置き、各利益指標については第2四半期までの業績結果を受け下方修正を行った。第2四半期実績が減益となったのは一過性のものであり、「R+House」ほか各商材がおおむね順調に伸長していること、会費・ロイヤルティの積み上げにより利益はここ2〜3期は下期偏重傾向になっていることなどを考慮すると、通期予想値の達成は困難ではないと弊社では見ている。
2020年4月期第2四半期業績では増収減益で、通期予想でも最終減益の見込みであるが、配当予想は期初計画を据え置いている。2020年4月期は中間配当1.9円、期末配当1.9円(前期実績は各1.7円)としている。配当性向で見ると基本方針である目安30%を大きく超過する見込みとなるが、株主に対する信頼感醸成のために、減益となった場合でも安定的配当を優先するものと考えられる。
■Key Points
・2020年4月期第2四半期は、台風被害等の影響で増収も減益
・主力パッケージ「R+house」好調で2020年4月期通期は大幅増収・前期並みの営業利益を見込む
・2020年4月期の配当予想は、期初計画を据え置き前期比増配。安定配当を優先
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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ハイアス・アンド・カンパニー<6192>は、住宅関連のソリューション提案型コンサルティング事業を展開する。住宅・不動産・土木工事の各業界中小企業向けに、「ビジネスモデルパッケージ」と「経営効率化パッケージ」の2本柱で、会員のニーズに合わせたソリューションを提供する。また、直近では主力の「R+house」事業の建築施工事業も推進する。
2020年4月期第2四半期の連結業績は、売上高4,077百万円(前年同期比45.5%増)、営業利益126百万円(同4.7%減)、経常利益123百万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益45百万円(同28.2%減)となった。売上高は前年同期比2ケタ増で過去最高値を記録したが、各利益指標については減益となった。また、期初予想比では、売上高は予想を上回り、各利益指標については未達であった。増収にもかかわらず前年同期比・予想比ともに減益となった要因としては、台風等の自然災害の影響によりコンサルティング事業の初期導入フィーが減少したこと、また単価及び原価率の高いサービスが増加したこと、建築施工事業関係の子会社で先行投資コスト負担のため営業損失が続いたこと、などが挙げられる。
2020年4月期通期の連結業績予想は、売上高8,400百万円(前期比37.7%増)、営業利益418百万円(同0.4%増)、経常利益385百万円(同7.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益207百万円(同13.9%減)とし、売上高については期初計画を据え置き、各利益指標については第2四半期までの業績結果を受け下方修正を行った。第2四半期実績が減益となったのは一過性のものであり、「R+House」ほか各商材がおおむね順調に伸長していること、会費・ロイヤルティの積み上げにより利益はここ2〜3期は下期偏重傾向になっていることなどを考慮すると、通期予想値の達成は困難ではないと弊社では見ている。
2020年4月期第2四半期業績では増収減益で、通期予想でも最終減益の見込みであるが、配当予想は期初計画を据え置いている。2020年4月期は中間配当1.9円、期末配当1.9円(前期実績は各1.7円)としている。配当性向で見ると基本方針である目安30%を大きく超過する見込みとなるが、株主に対する信頼感醸成のために、減益となった場合でも安定的配当を優先するものと考えられる。
■Key Points
・2020年4月期第2四半期は、台風被害等の影響で増収も減益
・主力パッケージ「R+house」好調で2020年4月期通期は大幅増収・前期並みの営業利益を見込む
・2020年4月期の配当予想は、期初計画を据え置き前期比増配。安定配当を優先
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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