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シノケングループ---19年12月期は不動産セールスが前期下回るも、不動産サービス、ゼネコン及びエネルギーの各事業は堅調

注目トピックス 日本株
シノケングループ<8909>は14日、2019年12月期(19年1-12月)連結決算を発表した。売上高が前期比14.0%減の957.86億円、営業利益が同17.6%減の97.54億円、経常利益が同15.7%減の90.18億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.7%減の58.75億円となった。

不動産セールス事業の売上高は前年同期比27.0%減の568.36億円、セグメント利益は同28.2%減の64.56億円となった。昨年来、個人向け融資審査の厳正化等により、アパートメント販売(引渡し)件数は一定の影響を受け、前年同期比では減少となったが、自社グループが手がける駅近で利便性の高いデザイナーズ物件は、継続して顧客から高い評価を得て、需要自体は底堅く推移した。

不動産サービス事業の売上高は前年同期比22.7%増の162.08億円、セグメント利益は同34.5%増の34.56億円となった。当連結会計年度末における賃貸管理戸数は36,924戸、マンション管理戸数は6,840戸となった。その他、家賃等の債務保証は、入居者向け保証件数の拡大に向けた保証プランの充実や新規顧客の獲得を図るとともに保証家賃等の回収率向上に努め、少額短期保険は、保険商品の充実を図り新規契約の獲得に努めた。

ゼネコン事業の売上高は前年同期比10.7%増の186.58億円、セグメント利益は同6.7%増の16.49億円となった。連結子会社の小川建設が新規受注を増加させているほか、受注済みの請負工事の進捗も順調に推移した。

エネルギー事業の売上高は前年同期比32.3%増の24.76億円、セグメント利益は同55.1%増の5.98億円となった。当連結会計年度末において、LPガスの小売販売では、供給世帯数が35,737世帯、電力の小売販売では、契約が20,667件となり順調に増加した。

ライフケア事業の売上高は前年同期比5.3%増の15.29億円、セグメント利益は同14.4%減の1.66億円となった。ライフケア事業は、各施設の入居率の維持・向上を図るとともに、介護関連サービスの更なる充実に努めた。

2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前年同期比で6.5%増の1020.00億円、営業利益が同7.6%増の105.00億円、経常利益が同10.9%増の100.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.1%増の70.00億円を見込んでいる。



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