ナノキャリア---遺伝子治療薬VB-111の新たな第2相試験、免疫チェックポイント阻害剤との併用試験が開始される
[20/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ナノキャリア<4571>は21日、同社が国内開発・販売権を取得した遺伝子治療薬VB-111について、導入元であるVBL Therapeutics(VBL)が、大腸がんを対象とした免疫チェックポイント阻害剤との併用試験を開始したことを発表。
このPhase2試験は、VB-111と免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ(商品名:オプジーボ)の組み合わせを初めて検討する試験となる。VB-111が免疫学的に「cold(免疫的に不活性な状態)」である大腸がんを「hot(免疫的に活性な状態)」へ変えることが可能かを研究する。
これまでに実施されている卵巣がんを対象とした臨床試験において、VB-111治療後に同様な可能性を示唆するデータを得ており、ニボルマブをVB-111に追加することで、抗腫瘍免疫応答がさらに促進される可能性があるとして、免疫チェックポイント阻害剤が有効ではない他の「cold」腫瘍にもVB-111 が適?される可能性があると期待されている。
VB-111開発としては現在、プラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象としたPhase3試験をVBL主導で米国を中心に実施されている。国内開発権を所有する同社では、カルタヘナ法に基づき、第1種使用等の承認を取得しており、国内で治験を実施するための準備を進めている。今後実施される米国での中間解析結果を踏まえ、日本国内における開発を進める計画としている。
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このPhase2試験は、VB-111と免疫チェックポイント阻害剤であるニボルマブ(商品名:オプジーボ)の組み合わせを初めて検討する試験となる。VB-111が免疫学的に「cold(免疫的に不活性な状態)」である大腸がんを「hot(免疫的に活性な状態)」へ変えることが可能かを研究する。
これまでに実施されている卵巣がんを対象とした臨床試験において、VB-111治療後に同様な可能性を示唆するデータを得ており、ニボルマブをVB-111に追加することで、抗腫瘍免疫応答がさらに促進される可能性があるとして、免疫チェックポイント阻害剤が有効ではない他の「cold」腫瘍にもVB-111 が適?される可能性があると期待されている。
VB-111開発としては現在、プラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象としたPhase3試験をVBL主導で米国を中心に実施されている。国内開発権を所有する同社では、カルタヘナ法に基づき、第1種使用等の承認を取得しており、国内で治験を実施するための準備を進めている。今後実施される米国での中間解析結果を踏まえ、日本国内における開発を進める計画としている。
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