テックファム Research Memo(3):2020年6月期第2四半期累計業績はWe Agriのグループ化により増収
[20/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2020年6月期第2四半期累計業績の概要
テックファームホールディングス<3625>の2020年6月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比1.2%増の3,050百万円、営業損失で41百万円(前年同期は207百万円の利益)、経常損失で29百万円(同203百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失で18百万円(同137百万円の利益)となり、第2四半期累計としては3年ぶりの損失計上となった。
売上高は主力のICTソリューション事業がNTTドコモ向けの大型案件が落ち着き減収となったほか、自動車アフターマーケット事業のガラス商・部品商向けシステムの販売が、予定をしていた上期から下期以降にずれ込んだことで減収となったが、新たにグループ化したWe Agriの売上220百万円が加わったことで、若干の増収となった。利益面では、NTTドコモ向けの売上が減少したことに加えて、自動車アフターマーケット事業におけるガラス商・部品商向けシステムや農水産物輸出ソリューション事業における輸出支援システムの開発に想定以上の人員と時間が掛かったことが減益要因となった。なお、のれん償却は前年同期の39百万円から73百万円に増加した。EBEののれんについては2019年6月期末でなくなったが、新たにWe Agriののれん償却73百万円を計上している。
第2四半期累計の会社計画は公表していないが、売上高、各利益ともに計画を若干下回ったものと見られる。NTTドコモ向けの減少は見込まれていたが、自動車アフターマーケット事業におけるガラス商・部品商向けシステムや農水産物輸出ソリューション事業における輸出支援システムの開発が想定より遅れたことで開発費が増加したほか、ICTソリューション事業から開発要員がこれらの開発に充当された結果、ICTソリューション事業の売上高も計画を若干下回ったものと見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YM>
1. 2020年6月期第2四半期累計業績の概要
テックファームホールディングス<3625>の2020年6月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比1.2%増の3,050百万円、営業損失で41百万円(前年同期は207百万円の利益)、経常損失で29百万円(同203百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失で18百万円(同137百万円の利益)となり、第2四半期累計としては3年ぶりの損失計上となった。
売上高は主力のICTソリューション事業がNTTドコモ向けの大型案件が落ち着き減収となったほか、自動車アフターマーケット事業のガラス商・部品商向けシステムの販売が、予定をしていた上期から下期以降にずれ込んだことで減収となったが、新たにグループ化したWe Agriの売上220百万円が加わったことで、若干の増収となった。利益面では、NTTドコモ向けの売上が減少したことに加えて、自動車アフターマーケット事業におけるガラス商・部品商向けシステムや農水産物輸出ソリューション事業における輸出支援システムの開発に想定以上の人員と時間が掛かったことが減益要因となった。なお、のれん償却は前年同期の39百万円から73百万円に増加した。EBEののれんについては2019年6月期末でなくなったが、新たにWe Agriののれん償却73百万円を計上している。
第2四半期累計の会社計画は公表していないが、売上高、各利益ともに計画を若干下回ったものと見られる。NTTドコモ向けの減少は見込まれていたが、自動車アフターマーケット事業におけるガラス商・部品商向けシステムや農水産物輸出ソリューション事業における輸出支援システムの開発が想定より遅れたことで開発費が増加したほか、ICTソリューション事業から開発要員がこれらの開発に充当された結果、ICTソリューション事業の売上高も計画を若干下回ったものと見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YM>