クロスマーケ Research Memo(4):グループ内外で進むコラボレーション
[20/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■クロス・マーケティンググループ<3675>の事業内容
4. その他事業(プロモーション事業)
その他事業で核となっているのが(株)ディーアンドエムで、消費者データを活用したデジタルマーケティングやデジタルプロモーションなど、最先端のマーケティングサービスを提供している。伝統的PDCAとは異なる独自の「OODA(Observe、Orient、Decision、Action)」というマーケティングシステムを使ったサービスを提供、顧客のマーケティング戦略を支援している。また、TREASURE DATAやAdobeなどDMP(Data Management Platform)大手とデータ連携を進めており、大規模な属性データと企業のデータを連携することで、複雑化する広告主ニーズや市場環境の変化に対応することが可能となっている。プロモーション事業は、リサーチ事業やITソリューション事業と連携することで、同社全体としてマーケティングソリューション・サービスを一気通貫して提供することができる。
機動的なグループ連携によるサポート体制に強み
5. 事業の強みと弱み
同社リサーチの特徴は、回答負荷軽減を意識したアンケート画面作り、的確なターゲット選定のための配信設定、精度の高いハイクオリティなデータクリーニング、高機能なアンケートシステムによる画面作成・配信・データ納品などの即応体制、国内最大規模のパネル数、基本属性だけでなくレアな属性にも対応した調査??ということになるだろう。しかし、こうした機能・サービスは多少なりとも同業大手にもあり、大きな差別化要因とまでは言えない。
最大の強みは、機能が分離しがちな大手他社に対して、セールス、リサーチャー、ディレクターなどすべての担当者が一丸となって顧客に接し、小回りを利かせて課題解決に当たるサポート体制にあると考えられる。また、顧客からすると、そうしたサポート体制に加え、課題に対し適切に提案・設計するリサーチャーの経験や、グループ内にあるITソリューション事業やプロモーション事業の機能を機動的に活用したトータルなマーケティングソリューションの提案などが、差別化につながっているように思われる。同社は今まさに、こうした強みを意識的に強化しているところでもある。一方、海外リサーチについてはその展開力が弱みとも言えたが、中心となるKadenceグループの構造改革が一段落したことから、今後は強みに転じてくることが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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4. その他事業(プロモーション事業)
その他事業で核となっているのが(株)ディーアンドエムで、消費者データを活用したデジタルマーケティングやデジタルプロモーションなど、最先端のマーケティングサービスを提供している。伝統的PDCAとは異なる独自の「OODA(Observe、Orient、Decision、Action)」というマーケティングシステムを使ったサービスを提供、顧客のマーケティング戦略を支援している。また、TREASURE DATAやAdobeなどDMP(Data Management Platform)大手とデータ連携を進めており、大規模な属性データと企業のデータを連携することで、複雑化する広告主ニーズや市場環境の変化に対応することが可能となっている。プロモーション事業は、リサーチ事業やITソリューション事業と連携することで、同社全体としてマーケティングソリューション・サービスを一気通貫して提供することができる。
機動的なグループ連携によるサポート体制に強み
5. 事業の強みと弱み
同社リサーチの特徴は、回答負荷軽減を意識したアンケート画面作り、的確なターゲット選定のための配信設定、精度の高いハイクオリティなデータクリーニング、高機能なアンケートシステムによる画面作成・配信・データ納品などの即応体制、国内最大規模のパネル数、基本属性だけでなくレアな属性にも対応した調査??ということになるだろう。しかし、こうした機能・サービスは多少なりとも同業大手にもあり、大きな差別化要因とまでは言えない。
最大の強みは、機能が分離しがちな大手他社に対して、セールス、リサーチャー、ディレクターなどすべての担当者が一丸となって顧客に接し、小回りを利かせて課題解決に当たるサポート体制にあると考えられる。また、顧客からすると、そうしたサポート体制に加え、課題に対し適切に提案・設計するリサーチャーの経験や、グループ内にあるITソリューション事業やプロモーション事業の機能を機動的に活用したトータルなマーケティングソリューションの提案などが、差別化につながっているように思われる。同社は今まさに、こうした強みを意識的に強化しているところでもある。一方、海外リサーチについてはその展開力が弱みとも言えたが、中心となるKadenceグループの構造改革が一段落したことから、今後は強みに転じてくることが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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