学研HD Research Memo(4):ソーシャルボンド60億円を発行、MCSの株式追加取得資金や投融資資金に
[20/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■学研ホールディングス<9470>の業績動向
3. 財務状況
2020年9月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比10,515百万円増加の109,865百万円となった。主には季節要因による運転資本の増加によるもので、流動資産では現金及び預金が768百万円増加し、受取手形及び売掛金が8,187百万円増加した。また、固定資産では投資有価証券が1,500百万円減少し、有形固定資産が1,243百万円増加している。
負債は前期末比11,094百万円増加の70,465百万円となった。主に支払手形及び買掛金が3,704百万円の増加となったほか、有利子負債が6,587百万円増加した。また、純資産は前期末比578百万円減少の39,399百万円となった。利益剰余金が1,946百万円増加した一方で、資本剰余金が1,614百万円、その他有価証券評価差額金が611百万円、非支配株主持分が404百万円それぞれ減少した。
なお、同社は2020年3月に60億円のソーシャルボンドを発行している。調達資金は全額、同社が策定したソーシャルプロジェクトに充当する予定となっている。具体的には、高齢者福祉事業の安定的な成長を実現していくために、MCS株式の追加取得やMCSへの投融資資金などに振り向ける。2018年9月末の株式取得時点で同社のMCS株式保有比率は61.8%だったが、段階的に比率を高め、最終的には100%子会社とする予定となっている。現状、MCSの利益の一部は社外流出しているため、将来的に完全子会社化することは企業価値の向上につながるものとして評価される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
3. 財務状況
2020年9月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比10,515百万円増加の109,865百万円となった。主には季節要因による運転資本の増加によるもので、流動資産では現金及び預金が768百万円増加し、受取手形及び売掛金が8,187百万円増加した。また、固定資産では投資有価証券が1,500百万円減少し、有形固定資産が1,243百万円増加している。
負債は前期末比11,094百万円増加の70,465百万円となった。主に支払手形及び買掛金が3,704百万円の増加となったほか、有利子負債が6,587百万円増加した。また、純資産は前期末比578百万円減少の39,399百万円となった。利益剰余金が1,946百万円増加した一方で、資本剰余金が1,614百万円、その他有価証券評価差額金が611百万円、非支配株主持分が404百万円それぞれ減少した。
なお、同社は2020年3月に60億円のソーシャルボンドを発行している。調達資金は全額、同社が策定したソーシャルプロジェクトに充当する予定となっている。具体的には、高齢者福祉事業の安定的な成長を実現していくために、MCS株式の追加取得やMCSへの投融資資金などに振り向ける。2018年9月末の株式取得時点で同社のMCS株式保有比率は61.8%だったが、段階的に比率を高め、最終的には100%子会社とする予定となっている。現状、MCSの利益の一部は社外流出しているため、将来的に完全子会社化することは企業価値の向上につながるものとして評価される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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