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アンジェス---2Qは遺伝子医薬品や新型コロナウイルス感染症向けワクチンの研究開発を推進

注目トピックス 日本株
アンジェス<4563>は30日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比90.2%減の0.16億円、営業損失が17.66億円(前年同期は17.09億円の損失)、経常損失が18.96億円(同17.33億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が18.96億円(同19.73億円の損失)となった。

当第2四半期累計期間において、HGF遺伝子治療用製品を中心とする遺伝子医薬品、及び新型コロナウイルス感染症向けワクチンの研究開発を進めるとともに、戦略的提携先との共同開発を進めるなど、将来の成長を見据えた事業の深化を図ってきた。

当第2四半期累計期間において商品売上高は計上がなく(前年同期は1.70億円)、研究開発事業収益も計上がなかった(同0.02億円)。2019年9月よりコラテジェン(R)の販売を開始しており、当第2四半期累計期間において製品売上高を0.16億円計上した。事業費用は前年同期比5.3%減の17.83億円となった。売上原価は同89.0%減の0.09億円となり、研究開発費は同2.2%減の11.04億円となった。原材料の評価替計上額が前年同期よりも少額であったため、研究用材料費が1.22億円減少している。一方で、米国においてHGF遺伝子治療用製品の下肢潰瘍を有する慢性動脈閉塞症を対象とした第IIb相臨床試験を開始し治験費用が発生したこと、及び新型コロナウイルス感染症向けワクチン開発に伴い、外注費が0.90億円増加している。販売費及び一般管理費は同0.1%増の6.68億円となった。前年同期と比較して、法人事業税の資本割額が増加したことにより、租税公課が0.36億円増加している。また、新型コロナウイルス感染症拡大による出張の自粛等により、旅費交通費が0.15億円減少している。

2020年12月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症向けワクチン開発費用の見通しが不透明なこと、また新規シーズの導入の可能性など、現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多く、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるとし、通期の業績予想は開示を見合わせている。なお、今後の事業の進捗を踏まえ、合理的な算出が可能になり次第速やかに開示するとしている。




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