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ライオン、IoT歯ブラシで子供の歯みがき習慣を支援 LOHACOと共同でデジタルマーケティングも

注目トピックス 日本株
ライオン<4912>は25日、子供の歯みがき習慣の形成を支援する新サービス「クリニカKid's はみがきのおけいこ」を販売すると発表した。2020年8月25日より先行予約の受付を開始し、2020年9月9日より、アスクル<2678>の日用品ショッピングサイト「LOHACO(ロハコ)」を通じて販売する。

同サービスは、歯ブラシにアタッチメントを取り付け、専用のアプリと連動させることで、子供が自主的にきちんとした歯みがきを続けることを可能にするという。アタッチメントに搭載された加速度センサーにより、みがく位置や速さといった手の動きを検知。アプリが解析処理し、みがき残しをイラストで示すなど、子供一人ひとりのブラッシングのデータを蓄積する仕組みだ。

連動するアプリは、“泥んこで汚れてしまった動物のキャラクターを歯みがきできれいにする”というストーリーが展開される絵本型コンテンツになっている。アプリ内で上手に歯みがきができたかを点数で評価し、子供自身が上達を実感できる設計にした。また、アプリを起動せずに、音だけで歯みがきをサポートする“音だけモード”も搭載している。

アスクルは、同サービスの販売とデジタルマーケティングの観点でライオンと連携し、共同でテストマーケティングを行う。LOHACO のデジタルマーケティングサービス「LOHACO Insight Dive(ロハコインサイトダイブ)」を活用し、ライオンの保有データとLOHACO の購買・行動データを連携するもよう。

ライオンは同歯ブラシを通じて、子供一人ひとりの歯みがき行動データを取得し、その歯みがき行動に基づき、歯ブラシの交換タイミングや子供の成長に合わせたアイテムを、アプリ画面上で顧客に知らせるという。さらに、これにLOHACO における顧客・購買データなどのビッグデータを連携させることで、子供の歯みがき回数や歯みがきのスキル、家族の普段よく買う物の傾向などのデータに基づいて、それぞれの顧客に合わせたオーラルケアの提案が可能になるとしている。

ライオンは、子供に歯みがきの習慣を教えることは、親にとって物理的にも心理的にも負担感が大きく、子育てにおける一つの大きな課題になっていると指摘する。同社が2019年、3〜6歳の子供を対象に行った調査によれば、子供の自発的な歯磨きについて「負担を軽減したい」と感じている人は86%にも上ったという。こうした課題を解決すべく、今回のサービスの開発にいたった。

販売価格は12,100 円(税込み)。本日8月25日より、LOHACO 特設サイトにて先行予約の受付を開始している。



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