MRO Research Memo(2):2020年12月期第2四半期は売上高・各利益ともに20%を超える成長
[20/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
MonotaRO<3064>の2020年12月期第2四半期単体業績は、売上高は前年同期比20.0%増の72,651百万円、営業利益は同21.0%増の9,572百万円、経常利益は同21.2%増の9,586百万円、四半期純利益は同21.4%増の6,662百万円となった。売上高・各利益ともに20%を超える成長を達成した。コロナ禍の影響で顧客の購買行動が変化するなか、順調に期初計画を上回った。
売上高に関しては、顧客セグメントにより強弱があったものの、新型コロナウイルス対策関連商品の売上増などにより、年初計画を1.2%超えて進捗した。新規顧客獲得では、検索エンジンへのインターネット広告の出稿(リスティング広告)と自社サイトを検索エンジンにおいて上位に表すための検索エンジン最適化(SEO)が奏功した。また、新型コロナウイルス対策関連商品を求める個人顧客が増えたことなどにより獲得口座数が大幅に拡大した。通販事業(大企業連携は除く)は主要3業種(製造、建設・工事、自動車整備)の注文単価下落が見られた。しかし、新型コロナウイルス対策関連商品を求める新規個人顧客の売上等がけん引し、前年同期を上回った。購買管理システム事業(大企業連携)では、大企業連携社数・売上高ともに前年同期比で増加し、期初計画を下回ったものの、高い成長を維持した。
売上総利益率は、前年同期比0.3ポイント低下した。商品ミックスの変動や円高などによる粗利率の上昇(0.4ポイント増)があったものの、2019年7月からの配送料の値上げ等に伴う配送料率増により利益率の0.7ポイント低下が影響した。販売管理費率に関しては、前年同期比0.4ポイント低下した。広告宣伝費率の減少(TVCM減等、0.6ポイント減)が主要因である。
上記の結果として、営業利益は前年同期比21.0%増、営業利益率は同0.1ポイント上昇となった。同社計画比でも3.1%のプラスとなり、コロナ禍への対策などで想定外の費用が発生した時期ではあるが、コストをコントロールし、増益につなげた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<EY>
MonotaRO<3064>の2020年12月期第2四半期単体業績は、売上高は前年同期比20.0%増の72,651百万円、営業利益は同21.0%増の9,572百万円、経常利益は同21.2%増の9,586百万円、四半期純利益は同21.4%増の6,662百万円となった。売上高・各利益ともに20%を超える成長を達成した。コロナ禍の影響で顧客の購買行動が変化するなか、順調に期初計画を上回った。
売上高に関しては、顧客セグメントにより強弱があったものの、新型コロナウイルス対策関連商品の売上増などにより、年初計画を1.2%超えて進捗した。新規顧客獲得では、検索エンジンへのインターネット広告の出稿(リスティング広告)と自社サイトを検索エンジンにおいて上位に表すための検索エンジン最適化(SEO)が奏功した。また、新型コロナウイルス対策関連商品を求める個人顧客が増えたことなどにより獲得口座数が大幅に拡大した。通販事業(大企業連携は除く)は主要3業種(製造、建設・工事、自動車整備)の注文単価下落が見られた。しかし、新型コロナウイルス対策関連商品を求める新規個人顧客の売上等がけん引し、前年同期を上回った。購買管理システム事業(大企業連携)では、大企業連携社数・売上高ともに前年同期比で増加し、期初計画を下回ったものの、高い成長を維持した。
売上総利益率は、前年同期比0.3ポイント低下した。商品ミックスの変動や円高などによる粗利率の上昇(0.4ポイント増)があったものの、2019年7月からの配送料の値上げ等に伴う配送料率増により利益率の0.7ポイント低下が影響した。販売管理費率に関しては、前年同期比0.4ポイント低下した。広告宣伝費率の減少(TVCM減等、0.6ポイント減)が主要因である。
上記の結果として、営業利益は前年同期比21.0%増、営業利益率は同0.1ポイント上昇となった。同社計画比でも3.1%のプラスとなり、コロナ禍への対策などで想定外の費用が発生した時期ではあるが、コストをコントロールし、増益につなげた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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