ホットリンク Research Memo(7):3年間分の運転資金を確保しており、財務の健全性は維持
[20/09/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
ホットリンク<3680>の2020年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比55百万円減少の5,329百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では営業債権及びその他の債権が169百万円減少し、非流動資産ではクロスバウンド事業における普千の事業取り込みによりのれんが323百万円増加した一方で、(株)リリーフサインの株式を一部譲渡したことにより持分法で会計処理されている投資が66百万円減少し、リリーフサインへの長期貸付金の返済によりその他の金融資産が25百万円減少した。
負債合計は前期末比71百万円増加の2,403百万円となった。有利子負債が29百万円、営業債務及びその他の債務が160百万円それぞれ減少した。一方で、普千の事業譲受対価未払分によりその他の非流動負債が150百万円、未払法人所得税が26百万円それぞれ増加した。また、資本合計は前期末比127百万円減少の2,925百万円となった。主には四半期損失144百万円により、利益剰余金66百万円、非支配持分が51百万円それぞれ減少したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す親会社所有者帰属持分比率は前期末の52.5%から51.6%に低下したものの、50%を超える水準を維持している。また、有利子負債比率も21.3%と低く、ネットキャッシュ(現金及び現金同等物−有利子負債)もプラスを維持している。今後、3年間売上成長が無かったとしても、運転資金は確保された状態にあり、財務の健全性は維持しているものと判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
3. 財務状況と経営指標
ホットリンク<3680>の2020年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比55百万円減少の5,329百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では営業債権及びその他の債権が169百万円減少し、非流動資産ではクロスバウンド事業における普千の事業取り込みによりのれんが323百万円増加した一方で、(株)リリーフサインの株式を一部譲渡したことにより持分法で会計処理されている投資が66百万円減少し、リリーフサインへの長期貸付金の返済によりその他の金融資産が25百万円減少した。
負債合計は前期末比71百万円増加の2,403百万円となった。有利子負債が29百万円、営業債務及びその他の債務が160百万円それぞれ減少した。一方で、普千の事業譲受対価未払分によりその他の非流動負債が150百万円、未払法人所得税が26百万円それぞれ増加した。また、資本合計は前期末比127百万円減少の2,925百万円となった。主には四半期損失144百万円により、利益剰余金66百万円、非支配持分が51百万円それぞれ減少したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す親会社所有者帰属持分比率は前期末の52.5%から51.6%に低下したものの、50%を超える水準を維持している。また、有利子負債比率も21.3%と低く、ネットキャッシュ(現金及び現金同等物−有利子負債)もプラスを維持している。今後、3年間売上成長が無かったとしても、運転資金は確保された状態にあり、財務の健全性は維持しているものと判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>