はてな Research Memo(6):自己資本比率は80%以上、無借金経営で財務内容は良好
[20/10/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3.財務状況と経営指標
はてな<3930>の2020年7月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比28百万円増加の2,339百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が34百万円、売掛金が30百万円それぞれ減少した一方で、前払費用が29百万円増加した。また、固定資産ではソフトウェアが57百万円増加した。
負債合計は前期末比192百万円減少の236百万円となった。未払金が85百万円、未払費用が37百万円、未払法人税等が47百万円それぞれ減少した。また、純資産合計は前期末比221百万円増加の2,102百万円となった。当期純利益190百万円の計上に加えて、新株予約権行使に伴い資本金及び資本準備金がそれぞれ16百万円増加した。
経営指標を見ると、負債の減少と自己資本の増加により自己資本比率が前期末の81.4%から89.9%に上昇した。無借金経営を続けているほか、現金及び預金も1,246百万円と月平均売上高の5.9か月分と資金流動性は十分確保されており、財務内容は良好な状態を維持していると判断される。なお、新型コロナウイルス感染症に対するリスクファイナンスの一環として、取引銀行と総額10億円の当座貸越契約を締結しており、適切なタイミングでは借り入れを実行していくことにしている。一方、収益性について見ると、売上高営業利益率、ROA、ROEともに前期比で低下している。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた格好で、今後の課題となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YM>
3.財務状況と経営指標
はてな<3930>の2020年7月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比28百万円増加の2,339百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が34百万円、売掛金が30百万円それぞれ減少した一方で、前払費用が29百万円増加した。また、固定資産ではソフトウェアが57百万円増加した。
負債合計は前期末比192百万円減少の236百万円となった。未払金が85百万円、未払費用が37百万円、未払法人税等が47百万円それぞれ減少した。また、純資産合計は前期末比221百万円増加の2,102百万円となった。当期純利益190百万円の計上に加えて、新株予約権行使に伴い資本金及び資本準備金がそれぞれ16百万円増加した。
経営指標を見ると、負債の減少と自己資本の増加により自己資本比率が前期末の81.4%から89.9%に上昇した。無借金経営を続けているほか、現金及び預金も1,246百万円と月平均売上高の5.9か月分と資金流動性は十分確保されており、財務内容は良好な状態を維持していると判断される。なお、新型コロナウイルス感染症に対するリスクファイナンスの一環として、取引銀行と総額10億円の当座貸越契約を締結しており、適切なタイミングでは借り入れを実行していくことにしている。一方、収益性について見ると、売上高営業利益率、ROA、ROEともに前期比で低下している。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた格好で、今後の課題となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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