シンバイオ製薬 Research Memo(7):第51回新株予約権の行使時期は状況を見ながら適切な時期に開始する見込み
[20/10/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■シンバイオ製薬<4582>の業績動向
3. 財務状況
2020年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,311百万円増加の6,585百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では売掛金が314百万円、未収消費税等が139百万円減少した一方で、新株予約権の行使が進んだことにより現金及び預金が1,498百万円増加したほか商品及び製品が151百万円増加した。固定資産では自社営業体制の構築に関連してソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が合わせて55百万円増加した。
負債合計は前期末比80百万円減少の792百万円となった。主な変動要因を見ると、買掛金が72百万円増加した一方、未払金が155百万円減少した。また、純資産は同1,392百万円増加の5,792百万円となった。新株予約権の行使に伴い資本金及び資本剰余金が合わせて3,299百万円増加した一方で、四半期純損失の計上により利益剰余金が1,884百万円減少した。この結果、自己資本比率は前期末の71.7%から78.9%に上昇している。
なお、同社は2021年6月までの事業活動資金(5,450百万円)の調達を目的として、第50回、第51回の新株予約権(行使価額修正条項付)を3月16日にEVO FUNDを割当先として発行した。このうち、第50回については6月までに行使がすべて完了し、2,272百万円を調達している。既存パイプラインの開発費用並びに自社販売体制の構築費用として約38億円の調達を見込んでいたが、株価水準が想定よりも低迷したことで約22億円の調達にとどまった。第51回の新株予約権では、新規ライセンス導入やM&A資金として約16億円の調達を見込んでいたが、第50回の調達額が未達となったことで調達資金を開発費用などに充当する可能性がある。第51回の新株予約権の行使開始時期については、同社が適切な時期を見て判断することになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況
2020年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,311百万円増加の6,585百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では売掛金が314百万円、未収消費税等が139百万円減少した一方で、新株予約権の行使が進んだことにより現金及び預金が1,498百万円増加したほか商品及び製品が151百万円増加した。固定資産では自社営業体制の構築に関連してソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が合わせて55百万円増加した。
負債合計は前期末比80百万円減少の792百万円となった。主な変動要因を見ると、買掛金が72百万円増加した一方、未払金が155百万円減少した。また、純資産は同1,392百万円増加の5,792百万円となった。新株予約権の行使に伴い資本金及び資本剰余金が合わせて3,299百万円増加した一方で、四半期純損失の計上により利益剰余金が1,884百万円減少した。この結果、自己資本比率は前期末の71.7%から78.9%に上昇している。
なお、同社は2021年6月までの事業活動資金(5,450百万円)の調達を目的として、第50回、第51回の新株予約権(行使価額修正条項付)を3月16日にEVO FUNDを割当先として発行した。このうち、第50回については6月までに行使がすべて完了し、2,272百万円を調達している。既存パイプラインの開発費用並びに自社販売体制の構築費用として約38億円の調達を見込んでいたが、株価水準が想定よりも低迷したことで約22億円の調達にとどまった。第51回の新株予約権では、新規ライセンス導入やM&A資金として約16億円の調達を見込んでいたが、第50回の調達額が未達となったことで調達資金を開発費用などに充当する可能性がある。第51回の新株予約権の行使開始時期については、同社が適切な時期を見て判断することになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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