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ピアラ Research Memo(5):B&H及び食品市場は今後も安定成長が続き、通販業界のDX化進展が追い風となる

注目トピックス 日本株
■今後の展開

1. 市場環境
ピアラ<7044>がターゲットとするB&H及び食品業界の市場規模(通販・EC市場)は、2016年の1.8兆円から2020年は2.5兆円と年率7%前後で安定成長が続く見通しとなっている。今後も高齢化社会の進展による潜在顧客数の増加や健康に対する意識の高まり、女性の社会進出等を背景に、同市場は年率1ケタ台の安定成長が続くものと見込まれている。同社では、これら通販・EC企業が投下するマーケティングコストを売上高の30%程度と算出しており、業界全体で2020年は7,000億円を超える市場規模になると見ている。特に、ここ数年はEC市場の拡大を背景に大手ナショナルブランドメーカーもデジタルマーケティング施策に注力し始めていることから、デジタルマーケティング領域に関して見れば年率2ケタ台の成長が続くものと予想される。実際、投資効果の高い同社のKPI保証サービスは高く評価され、大手メーカーでも利用する企業が増加傾向にある。

また、ヘルスケア産業について見ると、高齢化社会の進展に伴って予防や健康管理サービスなどの市場拡大が進むなかで、国内市場規模は2013年の16兆円から2020年に26兆円、2030年に37兆円へと急速な市場の拡大が予測されている。このため、同社では予防医療も含めたモノ・コトサービス企業に対するマーケティング支援も強化していく方針となっている。

さらには、グローバル化の進展や発展途上国の経済成長を背景に、世界の越境EC市場についても2015年以降で見ると年率20%超の成長が続いており、2020年は9,940億米ドルの規模に拡大するとの予測もある。中国や東南アジアなど経済成長率の高いアジア地域へ販売拡大を志向する日本企業も多く、こうした企業に対して越境EC支援サービスを提供していくことで更なる成長を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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