ナガイレーベ Research Memo(8):中期経営計画の数値目標は一旦見送り
[20/10/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略
1. 中期経営計画
ナガイレーベン<7447>はこれまで、終了した決算期の実績を基にしてその後3ヶ年の中期経営計画を発表してきた。しかし現在は、依然として各医療機関の混乱が続いていることから、現時点で3年先の予想を算定することは困難であると判断し、今回は中期経営計画の数値発表を見送った。今後、市場環境等の見通しが改善し合理的な算定を行えるようになった時点で改めて発表する予定だ。
2. 今後の事業戦略
同社を取り巻く事業環境は、足元では新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けているものの、中長期的には追い風と言える。厚生労働省等が発表した資料によれば、看護職員需要数は2017年の167万人が2025年には最大で202万人まで増加すると予測されている。さらに介護職員需要数も2017年の187万人が2025年には245万人まで増加すると予測されている。
このような事業環境下で同社は、(1)売上拡大に向けた営業戦略、(2)安定供給に向けた生産戦略、(3)収益力安定に向けた戦略、の3つの戦略によって、中期的な成長を達成していく計画である。
(1) 売上拡大に向けた営業戦略
a)看護・介護等コア市場の深耕
b)患者・手術等周辺市場の拡大
c)海外市場の開拓
d)リユーザブル感染対策商品の開発
(2) 安定供給に向けた生産戦略
a)国内縫製新工場の稼働により、国内生産体制を強化するとともに、QR・小ロット多品種生産への対応力強化
b)素材メーカーや商社との取り組み強化
(3) 収益力安定に向けた戦略
a)高付加価値戦略の推進
b)海外素材への移管
c)生産の海外シフト化
d)原材料の有効活用推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<YM>
1. 中期経営計画
ナガイレーベン<7447>はこれまで、終了した決算期の実績を基にしてその後3ヶ年の中期経営計画を発表してきた。しかし現在は、依然として各医療機関の混乱が続いていることから、現時点で3年先の予想を算定することは困難であると判断し、今回は中期経営計画の数値発表を見送った。今後、市場環境等の見通しが改善し合理的な算定を行えるようになった時点で改めて発表する予定だ。
2. 今後の事業戦略
同社を取り巻く事業環境は、足元では新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けているものの、中長期的には追い風と言える。厚生労働省等が発表した資料によれば、看護職員需要数は2017年の167万人が2025年には最大で202万人まで増加すると予測されている。さらに介護職員需要数も2017年の187万人が2025年には245万人まで増加すると予測されている。
このような事業環境下で同社は、(1)売上拡大に向けた営業戦略、(2)安定供給に向けた生産戦略、(3)収益力安定に向けた戦略、の3つの戦略によって、中期的な成長を達成していく計画である。
(1) 売上拡大に向けた営業戦略
a)看護・介護等コア市場の深耕
b)患者・手術等周辺市場の拡大
c)海外市場の開拓
d)リユーザブル感染対策商品の開発
(2) 安定供給に向けた生産戦略
a)国内縫製新工場の稼働により、国内生産体制を強化するとともに、QR・小ロット多品種生産への対応力強化
b)素材メーカーや商社との取り組み強化
(3) 収益力安定に向けた戦略
a)高付加価値戦略の推進
b)海外素材への移管
c)生産の海外シフト化
d)原材料の有効活用推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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