ブイキューブ Research Memo(5):テレワーク需要の拡大を追い風に、期初計画を上回る増益を達成
[20/10/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2020年12月期第2四半期累計業績の概要
ブイキューブ<3681>の2020年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比5.0%増の3,266百万円、営業利益が259百万円(前年同期は146百万円の損失)、経常利益が266百万円(同176百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期利益が同124.9%増の422百万円となり、利益ベースではいずれも期初計画、並びに6月に上方修正した数値を上回って着地した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で製薬業界向けなど一部のサービスは案件の先送りによるマイナスの影響が出たものの(第3四半期以降に寄与)、テレワーク需要の拡大並びにオンラインセミナー開催の動きが第2四半期に入って活発化したことで、利益率の高い汎用Web会議サービス(V-CUBEミーティング/セミナー)が大きく伸長したこと、事業の選択と集中による収益体質のスリム化に取り組んできたことが、収益性の大幅改善につながった。
営業利益の増減要因を見ると、汎用Web会議やSDKを中心にビジュアルコミュニケーション事業の大幅成長が263百万円の増益要因となったほか、子会社のWizlearnの収益で30百万円、テレキューブ事業の成長で14百万円、2019年12月期第1四半期末にアイスタディが連結対象から外れたことによる収益改善で45百万円、また、2019年12月期はロイヤリティ費用を一括計上しており、同費用の減少で86百万円の増益要因となっている。一方、減益要因としては社内におけるDX化投資費用の増加33百万円が挙げられる。
営業外収支については、先行投資段階であるテレキューブサービスの持分法投資損失26百万円を計上したものの、為替差益が前年同期比19百万円増加したほか、支払手数料が27百万円減少するなどしたことで、前年同期比で若干改善した。また、特別損益の主な項目として前年同期はアイスタディの株式売却益791百万円を特別利益、減損損失376百万円を特別損失に計上したのに対して、2020年12月期第2四半期累計では投資有価証券売却益148百万円を特別利益に計上した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 2020年12月期第2四半期累計業績の概要
ブイキューブ<3681>の2020年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比5.0%増の3,266百万円、営業利益が259百万円(前年同期は146百万円の損失)、経常利益が266百万円(同176百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期利益が同124.9%増の422百万円となり、利益ベースではいずれも期初計画、並びに6月に上方修正した数値を上回って着地した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で製薬業界向けなど一部のサービスは案件の先送りによるマイナスの影響が出たものの(第3四半期以降に寄与)、テレワーク需要の拡大並びにオンラインセミナー開催の動きが第2四半期に入って活発化したことで、利益率の高い汎用Web会議サービス(V-CUBEミーティング/セミナー)が大きく伸長したこと、事業の選択と集中による収益体質のスリム化に取り組んできたことが、収益性の大幅改善につながった。
営業利益の増減要因を見ると、汎用Web会議やSDKを中心にビジュアルコミュニケーション事業の大幅成長が263百万円の増益要因となったほか、子会社のWizlearnの収益で30百万円、テレキューブ事業の成長で14百万円、2019年12月期第1四半期末にアイスタディが連結対象から外れたことによる収益改善で45百万円、また、2019年12月期はロイヤリティ費用を一括計上しており、同費用の減少で86百万円の増益要因となっている。一方、減益要因としては社内におけるDX化投資費用の増加33百万円が挙げられる。
営業外収支については、先行投資段階であるテレキューブサービスの持分法投資損失26百万円を計上したものの、為替差益が前年同期比19百万円増加したほか、支払手数料が27百万円減少するなどしたことで、前年同期比で若干改善した。また、特別損益の主な項目として前年同期はアイスタディの株式売却益791百万円を特別利益、減損損失376百万円を特別損失に計上したのに対して、2020年12月期第2四半期累計では投資有価証券売却益148百万円を特別利益に計上した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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